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#33 与えすぎない勇気|教員が知っておきたい自己防衛の心構え

こんにちは、hitorigotoの後藤です。

#21までは教員としての「キャリアの在り方」について記事を書いていましたが、少し趣向を変えて「心の持ち方」について書いていきます。
新たに心の調整をして、少しでも多くの教員の方の力になれることを目的にしています。

改めて、私について「どんな人間なのか」「どんな世界を目指しているのか」は#1に書いているので、初めて記事を読む方は下記を読んでいただけると嬉しいです。

そして、会社の理念、私の想いでもある"すべての教員に光を"を体現すべく、2025年はたくさん仕掛けていきます。そのうち1つで、近々note有料記事をアップします。
普段の投稿では伝えきれない、さらに深い自分自身の過去や生き方、元教員という経験から今後どのような取組で、どのようなマインドで世界を変えようとしているのかを本気で伝えます。

現役で教育の最前線で奮闘する教員皆さんに必ず読んでいただきたい内容になっています。私のマインドや今後教員の皆さんと創りあげたい世界の共有、そして今を"自分らしく"生きるための知識を惜しみなくシェアしていきます。

本題に入ります。
仕事において「与えすぎる」ことが、知らず知らずのうちに自分を追い詰めてしまう要因になることがあります。

ギブの精神自体は素敵なもの。ただ、自分の限界を超えてギブし続けることは、心身の疲労やバーンアウトにつながる。
今回は、教員が「与えすぎない勇気」をもつことの大切さと、それを実践するための心構えや具体的な方法について書きます。

「与えすぎ」の正体

教員は、人に何かを与えることが日常的な仕事。
授業での知識の提供、子どもたちへの指導や励まし、保護者へのサポート。教員である以上、多くの人に何かを与えることを求められる。

その結果、こんな状況が生まれるのではないでしょうか。

期待に応えようと無理してしまう
「もっと頑張れば、生徒たちを救えるのではないか」と感じてしまう。
責任を一人で抱え込む
チームで分担すればいい仕事でも、「自分がやらなければ」と思い込んでしまう。
感情的な疲労が蓄積する
子どもや保護者の問題に深く関わりすぎて、心が疲れてしまう。

「与えすぎ」はこのような負担の原因になり、自分自身を追い込みます。

「与えすぎない勇気」が必要な理由

「与えすぎない勇気」とは、自分の限界を知り、それを尊重することと定義する。
なぜ、「与えすぎない勇気」が必要なのか。

1. 自分を守るため

教員が与えるエネルギーは無限ではない。
無理をして与え続けると心身のバランスを崩し、最悪の場合職場に行くのが辛くなるほどのバーンアウトになる可能性があります。
自分の健康を守ることは、教員として長く働き続けるための基盤です。

2. 相手の成長を促すため

過剰に与えすぎることは、時として相手の成長を妨げることがある。
例えば、子どもたちに常に答えを与えてしまうと自分で考える機会を奪ってしまう可能性がある。
適度な距離感を保つことは、相手の自立を促す手助けとなります。

3. 本当の意味での「支援」を提供するため

与えすぎることは、自分を消耗させるだけでなく、相手を「依存的な状態」にしてしまうリスクがある。
一方で、自分を大切にしながら適切に支援を提供することでより効果的なサポートが可能になります。

「与えすぎない勇気」を身につける心構え

では、具体的にどのような心構えをもてば、「与えすぎない勇気」を実践できるのか。

1. 自分の限界を知る

まず、自分のエネルギーの限界を把握することが大切。
「今日はどれくらい疲れているか」「これ以上何かを引き受けたら、自分がどうなるか」といった問いを自分に投げかけてみます。

・今日の仕事のタスク量はどうか
自分の体調や気分はどうか
他者から求められていることの優先順位は何か

2. 「断る勇気」をもつ

与えすぎないためには、時には「ノー」と言える勇気が必要。
断ることは決して冷たいことではなく、自分を守るために必要なスキル。
下の例のように、正直に言いましょう。

・「申し訳ありませんが、今はお手伝いできる状況ではありません。」
・「それについては、他の方に相談してみてはいかがでしょうか?」

3. 相手との境界線を引く

教員としての役割と、自分自身の時間やプライベートを明確に分けることも重要。
次のようなルールを決めることで、境界線を引くことができます。

勤務時間外の対応を控える
→保護者や生徒からの連絡に勤務時間外で対応しすぎない。
仕事とプライベートを分ける
→家に持ち帰る仕事を最小限に抑え、リラックスする時間を確保する。

4. 小さな「与え方」を大切にする

すべてを全力で与えるのではなく、「小さな与え方」を意識してみます。

・笑顔で子どもたちに挨拶する
・授業の中で1つだけ新しい工夫を試してみる
・短い時間でも丁寧に話を聞く

こうした小さな行動でも、相手にとっては十分な支援になります。

5. 自分を労わる時間をつくる

与えすぎないためには、まず自分を満たすことが必要。
好きな趣味を楽しむ、しっかりと睡眠を取る、友人と過ごす時間をもつなど、心を満たす行動を積極的に取り入れます。

「与えすぎない勇気」を実践する具体例

以下は、実際の教員生活で「与えすぎない勇気」を活用するための具体例です。

授業準備に時間をかけすぎない
→完璧を目指すよりも、効率よく進めることを意識する。
保護者対応のルールを決める
→対応する時間帯や方法を決めておく。
職場で仕事を分担する
→チームメンバーに適切に仕事を任せることで、負担を軽減する。

自分を守ることが、周りを幸せにする

「与えすぎない勇気」をもつことは、決して自分勝手なことではないです。
むしろそれは自分を守り、長く教員として働き続けるために必要な考え方。

自分を大切にし、適切に相手に与えることができれば、結果的に子どもたちや保護者に対してより良いサポートを提供できるようになります。

これから目指す世界

"すべての教員に光を"

教育は大人がつくるものです。
教育者が輝き、教育機関が進化する世界を創ります。

具体的には、直近で下記を実現させます。

  1. 現役教員限定コミュニティ
    仲間・挑戦・業務負担軽減をテーマに"自分らしさ"を創り出します。

  2. 職員室改善プログラム
    学校教育機関に向けて、職員一人ひとりの"自分らしさ"を創り出す戦略を提案します。

大人の人生が変われば、子どもの人生も変わります。
教員としてではなく、教員と教育機関を支えるパートナーとして生きていきます。

最後に

本気で自分のキャリアについて考えている方は連絡ください。
人生を本気で変えてみせます。

後藤 裕磨

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