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#59 「休む力を育てる」|教員が家庭で実践するセルフケアと子どもへの影響

こんにちは、hitorigotoの後藤です。

これまで、「キャリアの在り方」「心の持ち方」に焦点を当てて記事を書いてきましたが、私の根底にあるのは"教員の自分らしさ"を創り出したいということです。そのために必要だと思うことを、各要素ごとにまとめています。

そこで、教員として働く中での家庭との向き合い方について書いていきます。ワークライフバランスという言葉が世に広がっている中で、この家庭との両立が難しいのが現実。私自身が一般企業への転職も経験していますが、だと感じています。そこで、私なりの知見から皆さんに共有できることを記事にしていきます。

本題に入ります。
教員の仕事は、授業の準備、校務、保護者対応、行事運営と多岐にわたり、毎日忙しく過ごしている人が多いかと思います。ただ、忙しさのあまり「休むこと」に罪悪感を覚えたり、しっかりとリフレッシュできていなかったりすることはありませんか。

実は、「休む力」もスキルのひとつ。適切に休息を取ることで心身がリフレッシュし、結果的に仕事の質が向上し、家庭での時間も充実します。さらに、教員自身が健康的な休み方を実践することで、子どもたちにも「休息の大切さ」を伝えることができます。

今回は、教員が家庭で実践できるセルフケアの方法とその実践が子どもに与える良い影響について書きます。

「上手な休み方」を知る

① 休めないのはなぜか。教員が抱える「休み下手」問題

「やることが多すぎて休めない」
「周りの先生が頑張っているから、自分も休めない」
「仕事を持ち帰るのが当たり前になっている」

こうした理由から、休むことに対して抵抗を感じる教員は少なくありません。ただ、「休む=怠ける」ではなく、「休む=パフォーマンスを最大化するための時間」 だと考え方を変えることが重要です。

② 休む時間を確保するためのマインドセット

休む時間を意識的に確保するために、次のような考え方を取り入れてみます。

  • 「休むことも仕事の一部」と考える
    → 十分な休息を取ることで、翌日の授業や対応の質が向上する。

  • 「完璧を目指さない」
    → すべてを100%こなそうとせず、優先度をつけることで、心の余裕が生まれる。

  • 「スケジュールに休息を組み込む」
    → あらかじめ「休憩時間」や「オフの時間」を予定に入れておくと、意識的に休める。

教員が家庭で実践するセルフケア

① 「デジタルデトックス」で仕事モードをオフにする

教員の仕事は終わりが見えにくく、家庭でもついメールやチャットを確認してしまいがちです。しかし、オンとオフの切り替えができないと、常に仕事のことを考えてしまい、リラックスする時間がなくなります。

実践ポイント:

  • 仕事のスマホやPCは19時以降触らないと決める

  • 通知をオフにして、家庭の時間を優先する

  • SNSや情報収集の時間を意識的に減らす

例えば、「19時以降は仕事のメールをチェックしない」と決めることで、家族との時間や自分のリラックス時間を確保しやすくなります。

② 「短時間リラックス習慣」を取り入れる

忙しい毎日の中で長時間の休みを取るのは難しくても、1日5〜10分のリラックス時間を意識的に作る ことで、心身の疲労を軽減できます。

おすすめのリラックス習慣:

  • 深呼吸やストレッチをする(寝る前に3分だけでもOK)

  • お気に入りのハーブティーやコーヒーをゆっくり味わう

  • 好きな音楽を聴く、アロマを焚く

ポイントは、「何もしない時間」を意識的につくること。たとえ短時間でも、「自分のための時間」をもつことで、疲れが溜まりにくくなります。

③ 「睡眠の質を上げる」ことに注力する

教員は朝が早く、夜遅くまで作業をしてしまうこともあります。ただ、質の高い睡眠を取ることで短時間でもしっかり疲れを回復させることが可能です。

睡眠の質を上げるポイント:

  • 就寝前1時間はスマホやPCを見ない(ブルーライトをカット)

  • 寝る前に軽いストレッチをする

  • 就寝時間を一定にする(平日と休日で大きくずらさない)

睡眠を改善することで、翌日の仕事のパフォーマンスも向上し、家庭での時間もより充実します。

「休む力」は子どもにも影響するから、親の姿勢が鍵

教員が家庭で実践する「休む力」は、子どもにも大きな影響を与えます。特に、子どもは親の姿勢をよく見ているため、「適切に休むこと」の大切さを親が体現することで、子どもも自然と良い休息の習慣を身につけることができます。

① 「休むことは大切」と言葉にして伝える

  • 「頑張ったら、しっかり休むことも大事だよ」

  • 「今日はちょっと疲れたから、少しのんびりしよう」

こうした言葉がけをするだけでも、子どもは「休んでいいんだ」と安心感をもてるようになります。

② 親子で一緒にリラックス時間をつくる

  • 一緒にストレッチやヨガをする

  • 絵本を読んだり、ゆっくりお茶を飲む時間をつくる

  • 休日は家族で「何もしない時間」を楽しむ

「休むこと」をポジティブに捉え、子どもが無理をしすぎないようにサポートすることが大切です。

「休む力」を育てて、より良い日々を

教員という仕事は責任が大きく、多忙になりがちですが、だからこそ「休む力」を身につけることが大切です。適切な休息を取ることで、仕事のパフォーマンスが向上し、家庭での時間もより充実したものになります。

また、教員自身が「休む力」を実践することで、子どもたちにも「休むことの大切さ」を伝えることができます。ぜひ、日々の生活の中で意識的に休息を取り入れ、仕事と家庭のバランスを整えていきましょう。

これから目指す世界

"すべての教員に光を"

教育は大人がつくるものです。
教育者が輝き、教育機関が進化する世界を創ります。

具体的には、直近で下記を実現させます。

  1. 現役教員限定コミュニティ
    仲間・挑戦・業務負担軽減をテーマに"自分らしさ"を創り出します。

  2. 職員室改善プログラム
    学校教育機関に向けて、職員一人ひとりの"自分らしさ"を創り出す戦略を提案します。

大人の人生が変われば、子どもの人生も変わります。
教員としてではなく、教員と教育機関を支えるパートナーとして生きていきます。

最後に

本気で自分のキャリアについて考えている方は連絡ください。
人生を本気で変えてみせます。

後藤 裕磨

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