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ディズニーCEOの自伝を読み終えた。

タイトルがダメな本だった。
でも、SNSで評判が良かったので、手に取ってみた。

題名は「ディズニーCEOが実践する10の原則」
安っぽいセミナーやオンラインサロンの題名のようだけれど、実際はテレビや映画、ディズニー含め、エンタメ業界の変遷が綴られていた。

全盛期だったテレビが、凋落し、
伝統的なディズニーアニメーションが古くさくなり、ブランド力が低下していたところ、ピクサーとの融合で息を吹き返し更にテクノロジーでD2C(Direct to Consumer)戦略に転換する。
(そして、根強い人気コンテンツがスポーツでした…。ふうん。)

1970年代から、彼が引退するつい最近までの経験と、とりまく環境の変化が興味深かった。(スティーブ・ジョブズの変人ぶりも面白かった)

ここでも言われているのが

「良質なオリジナルコンテンツは変化する市場の中でこれまでに増して価値を持つ」
「選択肢が爆発的に増える中で、消費者には時間とお金をどう使うかを賢く判断する能力が求められる」

後半はコンテンツの獲得の為の買収の話が増える。
マーベルを買い、ルーカスフィルムを買い、21世紀フォックスも買う。
キャラクターとストーリーの多様性が必要だったんですね。

あのディズニーにもこんな苦労がと、面白かったです。