「同和と銀行」読了
バブル景気崩壊後に社会に出た私には「不良債権」も「地上げ」も「バブル景気」も字面からの印象しかなかった。
この本を読んで、現象として分かった気がする。
暴力団だけでなく、行政も、銀行も一緒になっての再開発(兼、金儲け)
人脈とコネが機能していた。そういう時代だったんですね。そういや私達が就職する頃はコネ入社ってまだあったような。
柚月裕子先生の孤狼シリーズを思い出しながら読んだ。
背景にあるのは、貧しさ。
小西さんも、暴力団員と言うより、貧しい環境で育ったから結果的に暴力団の知人が多かったのでは。
フィクサーと言う単語の解像度も上がりました。