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2024.11.12 年に一度の白隠禅師

今朝は久しぶりに

白隠(はくいん)禅師のエピソードを
紹介します

必要としている方へ
届きますように

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白隠禅師は、駿河国原宿(現:沼津市)ご出身

その生涯で何度も悟りを得たといわれ


「駿河には過ぎたるものが二つあり
     富士のお山に原の白隠」

と称されている

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そんな白隠禅師に
思わぬ濡れ衣が着せられました・・・

白隠禅師の近所に住む檀家の独身の娘が妊娠し

その親はひどく怒りました

娘はおなかの子の父親の名を
明かそうとはしなかったのですが

追い詰められて遂に明かしました


それは「白隠」だと...


激怒した両親は

当然、白隠禅師を激しく批判しました


白隠禅師はそれを聞いて、ただ

「ほぉ、そうか」

と応えるだけだったというのです


やがて娘は出産し

白隠禅師がその子を引き取って育てました


この噂は、あっという間に近隣に広がり

白隠禅師の評判は地に落ち

寺を去る弟子も多くいたそうです


しかし

白隠禅師はそのことをあまり気にかけず

いつものように生活し

生まれた子供の面倒もよくみていました


一年が経った頃

娘は罪の意識とわが子愛しさに耐えかねて

両親に真実を告白したそうです


子供の本当の父親は市場で働く青年だと...


両親は驚き、すぐに白隠禅師のもとへ

長々と謝り、白隠禅師の許しを乞い

そして、「子供を連れて帰りたい」と


白隠禅師は

子供をゆずり渡しながら

こう言ったそうです


 「ほぉ、そうか」

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起きることに
一喜一憂せず「ほぉ、そうか」

自分の評判が上がるも下がるも
「ほぉ、そうか」


反射的な反応から
不安や焦燥感に駆られて

ついジタバタしてしまうことも
あるかもしれない

そんなときは
白隠禅師の話を思い出そう


そして
穏やかに
たおやかに
微笑みながら
進んでいこう


今日も大丈夫、楽しんで
大丈夫だから、楽しんで!

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