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路輪一人
2014年12月2日 22:47
亡霊の様な目をしながら、銀時の萎え切った陰茎をまさぐってあやめはその肉の塊を口に含んだ。柔らかいゴムのように自分の口の中で形を変えるそれからは確かに苦い塩の味がした。が一向に硬くなる気配がない。白み始めた夜の向こうで気の早いカラスが戦慄いている。朝の気配を打ち消すように、舌の先でまた亀頭をまさぐった。口に含む。口内で柔らかいそれをくるくると転がせる。唾液を十分に塗りつけて、芯のない竿に手を添え