プリンを取る
目をつぶると暗闇が広がっています。
意識、感覚、感情、思考、意欲の心の世界です。
そして意識が残りの4つを作り出しています。
その暗闇の中にはどの心が何パーセントぐらいありますか。
なんとなく見えるでしょうか。
すると、それぞれの心が何パーセントぐらいかを意識した瞬間、その心がパッと大きくなるのが分かると思います。
例えばスマホを持っている手の感覚。
「これ、本当かな?」という思考。
「少し読んでみよう」という意欲。
つまり心は「無常」であり簡単に大きさを変え、なくなるものなのです。
また、冷蔵庫を開けた時、
ドアノブを触った感覚や引っ張ろうとする思考、開けた瞬間の世界が変化する感覚が心の大部分を占め、何かを取ろうとした思考が消え去ることまであります。
つまり「なに取ろうとしてたんだっけ?」と忘れてしまうのですね。
これを防ぐにはどうすればいいでしょうか。
まず中長期的なことであれば、紙に書いた方がいいですよね。
消えてしまうので。
そして短期的なことであれば呼称確認もオススメです。
心は言葉を作りますが、逆に言葉も心を作ります。
「今からプリンを取る」
と言葉にすれば意識が反応し、「プリンを取る」という心を大きくします。
といっても、普段から全ての心を言葉にするわけにはいかないですよね。
だから、たまに遊びのつもりでやってみて、自分の中の変化を感じることができればいい思います。
私が個人的に変化を感じたのは、寒い冬の朝でした。
前の晩遅くて、まだちょっと眠い。
空気は冷たいけど布団の中が気持ちいい。
出たくない。
その時にふと思いました。
言葉にすれば、俺、動くかなって。
そして声に出しました。
「膝を立てて、立ち上がる!」
すると自分が起き上がったんです。
何回か試したのですが
私の場合のコツはできるだけ大きい声にすることでした。
私たちの心は複雑ですが単純でもあります。
是非、心を学び自分を導いてみて下さい。
私も今、学びの途中です。
お読みいただき。ありがとうございます