多くの人がいまも精神的に自殺している
最近読んでいる本の中に、出てきたなんともインパクトのある言葉に、
《え、大体の人、慢性的に精神的自殺してるんやないん!!!??》
という感想をもった。
というのも、自分がまさにその一人だったし、なんなら今でも自分をじわじわと責めたり、追い詰めたりするような思考を自分が気づかないうちにしているから。
はて、どんな思考なのか。
例えば、
「自分の問題は、自分で片付けたい。」
いかにも自立した立派な大人の言葉のようにも聞こえるが、
裏を返せば、
・自分で解決できなければ、一人前じゃない
・自分で解決できないうような人間に価値はない
・誰かに助けなど求めてはいけない
ということになる。
なんとも苦しい。し、誰かと協力する機会を逸するばかりか、同じような思考で相手を責めていたりする。
”慢性的”というのがミソで、「生まれてこのかた、そう思って生きてきた」という事柄は、自分にとって当たり前すぎて、疑問が生まれない。でも、それが実は一番自分のことを苦しめている原因となっていたりする。
一番怖いのは、
「人生こんなものさ」
という言葉。
現実を受け入れ、達観しているようにも聞こえる。
が、《何も変えない》ことを甘んじて決め込んでいる。
こんなもんさと言っている時点で、もうすでに何か問題ややるせなさを感じているのに。(これは、口に出さなかったとしても、頭の中でそう対処していたなら同じことである。)
つまり、その問題ややるせなさに犯され、慢性的に自殺の道を歩んでいるのに気付いてないのである!
水から茹でたら熱さを感ず、気づいた頃には茹でガエルになってしまう話と同じように、いつの間にか自分の心をむしばみ、結果として病気になったり、孤独になっていたりする。
長くなったけど、何が言いたかったかって、要は、自分のことを知って、楽しく幸せに生きようってことでした。
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今回読んでいた本は、こちらの下巻。
人類を始め、この世界がなぜ生まれたのか、どんな仕組みになっているのか、目に見える世界と見えない世界をつなぐ、指南書。
「生きるってなんだろう、、、?」から始まるあらゆる問いの答えがこの本の中に詰まっています。
中古なら、もうすこし安く手に入れられそう。
ぜひ上巻から読んでみてください。