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【ガチMBA学びログ#4】5フォース分析は3と2に分けよ!

今回のガチ学びログは経営戦略の大家、絶対外せないマイケル・ポーターの5フォース分析について畏れ多くも触れさせて頂きます!!

子連れMBAインストラクターの中川功一先生日本で一番5フォース分析の解説がうまい先生、とご自身でおっしゃっていただけに、いやあ、間違いないです!!感動のわかりやすさ!!

5フォースは超有名フレームワークですが、、

5フォース分析中小企業診断士試験の経営で出てきましたが、外部環境分析の超有名フレームワークです。

web制作ナビさんより引用


ただし中川先生は、

「5フォースは5つを決して『暗記しようとしない』こと。使えるようにしないと意味がない。試験勉強で覚えた方もいらっしゃると思いましたが、、」

とおっしゃっており、、

5要因、①競合他社 ②新規参入 ③代替品 ④売り手 ⑤買い手

ふむふむ、と暗記していた、、

「私やん( ̄∇ ̄)」と思ってしまったのでした笑

5フォース分析の何が凄いのか

まずはこのマイケル・ポーターという方。
経済学者であった、というのがポイント。

マイケル・ポーター wikipediaより引用

経済学経営学って似ているようで目的が真逆なんですね。

経済学は合理的な人間による完全競争の中、切磋琢磨しながら個々の利益を取りすぎず、社会全体が発展していくことを目的にするサイエンスです。

他方、経営学個々の利益の最大化を目指すための行動指針の基を考えるもの。サイエンスというよりかは心理学に近いイメージです。

その経済学者のマイケルポーターが、経済学の究極目的の逆を突いた経営戦略の分析ツールを打ち出したと言うのは、非常に画期的とのこと!

こんなこと試験勉強のときには習わなかったぞ!笑 \(//∇//)\

、、というか、経済学博士の中川先生ならではの視点だと思います。

5フォースの注意点と限界

5フォースによく陥りがちなのが、

「分析上手の戦略下手」

これは、プロのコンサルでも陥りがちなことだと思います。

私は以前からnoteで顕在化した過ちや失敗を指摘するだけならアホでもできる#80
という記事を書きましたが、分析の結果、だめなことを指摘することは比較的容易

その先の戦略が重要になります。


また、長期的な戦略というよりかは、短期的な戦略に効くツールです。

自転車のハンドルを右に動かすのか、左に動かすのかを判断するように、この戦略思考は瞬時に判断するときに有効ですが、長期的な戦略策定には向きません。

特に今のように、目まぐるしく、外部環境が変わる時は、前提条件を常に見直す必要があると思います。


またサイエンスの人、マイケルポーターが生み出した画期的なツールではありますが、これはあくまで外部分析。組織等の内部環境分析は、別途腰を据えて行わなくてはいけません。

3と2に分けよ!

さて冒頭の『暗記しようとしない』と言うのは、3と2に分けよ!というのが中川先生流の解説です。

その3と2の答えあわせから。 

最初の3つは顧客が奪われる要因、あとの2つは利益が脅かされる要因。
こう考えると、非常にスッキリわかりやすい。

ひとむすび作成 転用可です。

伝統産業で5フォースを考えてみる

私が応援したいと思っている伝統産業は、業者数が減っていて新規参入にも少ないので①②はあまりなくても、③代替品が考えられます。

③漆器や陶磁器ならプラスチックの器、着物ならレンタルや中古品のように。

また職人不足で、他の工程を外注にだすと④売り手へ支払いが増え、需要低迷やブランド力を押し出せないと⑤買い手に高く買ってもらえなかったり、そもそも売れなかったりします。すると十分な収益を得ることができません。

戦略は掛け合わせから生まれる

それなら、どうやって戦略を考えるのか。
これはめちゃくちゃ難しい問題です。(>人<;)

それができたら多くの企業はコロナ禍やアフターコロナでも苦境に立たされる事は無いのです。

ただ1つのヒントとして、中川先生がおっしゃってくださっていたのが、「掛け合わせ」

シュンペーター

「イノベーションは既存の事物の新結合」

と言っていたように、有り物を掛け合わせることによって、ブレイクスルーの可能性はあります。

その答えがどこにあるとはすぐには分からないのですが、エフェクチュエーションの中で探っていくのがこれからの戦略論なのかもしれません。

最後に

長くなってしまいましたが、キャリア戦略での5フォース分析を中川先生が解説されていると言う画期的な動画が無料公開されていますので共有します。

めちゃくちゃ面白くてわかりやすく、10分強の短めの動画ですぐ視聴できます。

また子連れMBA友達の優子さんもこれについてnote記事にされていますので、共有しますね。 

私の学びにお付き合いいただける方、それではまた。\(//∇//)\








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