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パーティーが終わって中年が始まる?#86
10月に誕生日を迎えまた1つ歳を重ねた。
既に40代だが、40代と言えば年配者以外の誰が聞いても「若い」とは言えない年齢だ。
パーティーが終わって、中年が始まる、は本のタイトル。
今話題のミドルエイジクライシス、中年の危機がテーマになっている。
パーティーが終わるとはなかなか秀逸なタイトルだなあ。
20代30代のときに楽しいと思っていたことが、楽しく思えなくなってくる。10代の高校生は仲間と笑いこけるし、なんなら幼児は箸がこけてもケラケラ笑う。
リリーフランキーさんの言葉にこんな言葉がある。
『人は歳とったぐらいで成長なんてしません。おっさんが落ち着いて見えるのは元気がないからです。』
その通りだよな、とXでもバズったやつだ。
私も結婚出産が遅かったので40歳手前までは散々、自分の時間を楽しんだ。
仕事をガムシャラにがんばった時もあったし、
夜の飲み会に趣味に没頭することもあったが、もうあんな時間の使い方はできない。
時間があっても、だ。
しかしこれはパーティーが終わった、と嘆くことなんだろうか。
40代で小さな命を育みパーティーがまた新たに始まったとも言える。
また我らが尾石晴さんの洞察がすごい。
パーティーが終わらない人は何が違うのか。
そのキーワードは、
○○○が高い人。
ヒントは、小さな子供に極めて高いもの。
答えは感受性。
小さな子供は見るもの触れるものが全て初めてなので、いつも目をキラキラさせている。
子供は1日平均100回笑うそうだ。それに対して大人は17回。
しかし経験値とともに、わかった気持ちになってしまって感動や感性が薄れてしまう。
パーティーが終わらない人か、また新しいパーティーを始まらせることができる人は、常に感性を研ぎ澄まし、新しいものを取り入れる人。
年齢は、数字として重ねても、新たなパーティーを始まらせてミドルエイジクライシスをするっと乗り越えて行きたい。
ちなみに40代で幼児を育てるのはかなりしんどいが、小さな彼女のパーティーが私に移植されている。