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「依存」は「快感」ではなく「苦痛」の緩和#102

今回も土門蘭さんと講談社のバタやんさんの放送より。両者は全くシンクロするような内容でした。

まずバタやんさんの放送から。

困った人との関わりというリスナーのご相談に対して、依存症を切り口にした本を紹介されています。

勝手に貸出カード、松本俊彦さんと横道誠さん『酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話』

バタやんさん放送より

この本の紹介の中の要旨が、うわーって言い当てられた感じなんですよね。

何かにハマるときは必ずピンチが存在している
依存するというのは快感ではなく苦痛の緩和
快感であればすぐに飽きてしまうが、苦痛の緩和であるからこそ、やめられられない

「酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話」
バタやんさん解説

土門蘭さんの放送では「自分を傷つけてしまう人のためのレスキューガイド」と言う本を紹介されていたのですが、これ調べてみたら著者が松本俊彦さんバタやんさんが紹介してくれた本と同じ著者じゃないですか!(O_O)

こちらの本の方が、どちらかと言うと、深刻な内容で自傷行為などもテーマになっている。

私はこの本を読んだとき、カウンター食ったみたいに頭にガーンと来て寝込んじゃったんですよね。

土門蘭さん放送より

自分をコントロールできていないから、薬物や自傷行為に依存するのではなく、痛みから逃れるという意味でコントロールするために自分の体をいじめる。そしてさらに自分が傷ついていくわけです。

土門蘭さんも退屈になると過去の傷が疼くといいます。だから退屈が怖い。眠れない。夜にはお酒を飲んで寝る、、。

かつてそんな日もあったそうですが、今は筋トレやボクシング、よりヘルシーな方に自分の依存する対象先をスイッチした、と教えてくれました。

ここでは依存の話は対象物がモノになっていますが、人間関係もそうかもしれません。
痛みや苦痛の緩和のため、不健全なセックスや如何わしい宗教、教育虐待、、なども全部そうなのかもしれません。

依存自体がダメなのではなく、依存の対象をヘルシーな方に。

土門蘭さんにバタやんさん。
どちらも好きな話し手さんでタイトルから想像していた内容と違っていましたが、

「依存」は「快感」ではなく「苦痛」の緩和

偶然にこの気づきを得られたことが、私の人生にとって財産になりました(o^^o)

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