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2024/10/27[日曜版]新聞書評を読んで読書の幅を広げよう。朝/毎/日経/東京各紙の書評欄は宝の山

Clubhouseに於いて、新聞書評欄の本の紹介の開催のお知らせです。
下のリンクよりタイミングの合う方はご参加ください。
チャット、または直接スピーカーになっての参加も大歓迎です。
2024/10/27 20時スタート ※約90分間・録音ナシ

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Clubhouseに於いて新聞書評欄の本の紹介を、ほぼ毎週土曜日に音声ライブ配信。本の選者と私(ほぼツッコミ役)の2人でこつこつ開催しています。


こんばんは、今日は次の本を紹介したいと思います。
2024年10月19日掲載 新聞書評

●朝日(10/19)
ホイッスルブローアー=内部告発者」串岡弘昭著 桂書房 1320円
美食の教養 世界一の美食家が知っていること」浜田岳文著 ダイヤモンド社 1980円
イグアナの花園」上畠菜緒著 集英社 2000円
アーティスト伝説 レコーディングスタジオで出会った天才たち」新田和長(にったかずなが)著 新潮社 2400円

●毎日(10/19)
奴隷たちの秘密の薬 18世紀大西洋世界の医療と無知学」ロンダ・シービンガー著 小川眞里子、鶴田想人、並河葉子訳 工作舎 4950円
14億人の安寧 デジタル国家中国の社会保障戦略」片山ゆき著 慶應義塾大学出版会 3300円
ことばのつながり探し辞典」三省堂編修所編 三省堂 880円
小鳥とリムジン」小川糸著 ポプラ社 1870円

●日経(10/19)
独仏関係史」川嶋周一著 中公新書 1188円
人形浄瑠璃の『近代』が始まったころ」海老根剛著 和泉書院 2420円
透明マンとのつくり方」グレゴリー・J・グバー著 水谷淳訳 文藝春秋 2530円

●東京(10/19)
またうど」村木嵐(むらきらん)著 幻冬舎 1870円
アテンション・エコノミーのジレンマ」山本龍彦著 KADOKAWA 2970円

●読売(10/13)
サンスクリット入門 インドの思想を育んだ『完全な言語』」赤松明彦著 中公新書 1430円
ショートケーキは背中から」平野紗季子著 新潮社 1870円

●産経(10/13)
月のうた」左右社編集部編 左右社 2200円
比較文学比較文化ハンドブック」今橋映子、井上健監修・編 東京大学出版会 3190円
その敬語、盛りすぎです!」前田めぐる著 青春新書 1100円


その他・追加情報など(※トーク中随時更新)

■書評で紹介した本の関連情報

・企業の不正を描いた「空飛ぶタイヤ」

・イグアナといえばこちらも「イグアナの娘」

・すでに透明マントはある?
東京大学先端科学技術研究センターの稲見昌彦教授の研究。
生物学的に細胞を透明にするのではなく、光学的に透明人間を実現。


・平野紗季子さんの前作はこちらで紹介しています〜

■参加者から紹介してもらった本

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■大盛りカルビ弁当が食べられなくなったすべての人へ

いい本ありますよ。
白央篤司『はじめての胃もたれ』

昔のように食べられないことは、みっともないことなんかじゃない。性別とか関係なく「自分」を大事にしていこう

【ブログ】50歳からの食べ方のシフトチェンジ
(ブログより)年齢を重ねると、毎日の食について、若いときには想像もしなかった「身体の抵抗」に唖然とすることがあります。50歳を超えるあたりがどうやら「シフトチェンジ」の頃合いなのでは?『台所をひらく』などの著書で知られるフードライターでコラムニストの白央篤司さんが「食べ方のシフトチェンジ」の達人に聞くシリーズ

■書評で取り上げた本読みました!

うらはぐさ風土記」中島京子著 集英社 1870円 2024年3月5日
読書中から今自分が住んでいる場所、土地、風土に愛着が湧いてきた。

都会や便利、お洒落という文脈の中にはない土地「うらはぐさ」。
そこで育まれる人たちの生活が伝わってくる。
少し昔ぽさ、昭和の香りも残しつつ、現在の生活が日々僅かに変化しながら過ぎていく。

(p193)『こういうのは、あれだろうか。
「残るものは形を変えて残っていく」、その「形」だろうか。』

誰かに、何かのきっかけで自分が経験した「大したことない話」をすると驚かれたり、重宝がられたりした経験があると思う。
他人から見ればドラマチックだったりする。
「うらはぐさ風土記」でも度々、ちょっとしたエピソードを読んでいて、へぇーと思ったり驚いたりした。
普通の人との茶飲み話が、1番面白かったりする。

「五 狼男と冬」ではぎゅっと心臓が掴まれた。
普通の人の中に起きていた、唯ならぬこと。
時代が進んだ今だからこそ、理解され消化されるであろうこと。
あ、これが「カタルシス」か、と思った。

(※ webより→カタルシスとは、哲学や心理学における「精神の浄化」のこと。 無意識の内に抑圧されている、過去の苦痛や恐怖、罪悪感をともなう体験、そのときの感情などを、言葉で外に出すことによって、不安や不快感などを浄化することを指します。)

道路拡張計画では、変化をどう受け入れる否かという場面が出てくる。
伝統芸能をみていても思うこと、変化や革新があるからこそ継続されている。
人間は今いる時点、場所が心地よければ変化を嫌う。けれどそれでは自分も社会が進まないということもわかっている。

住んでいる場所の愛着は保ちつつ、ちょっとの変化を受け入れる。
変わることもいいじゃないか、と背中をそっと押してくれる本でもある。

(p202)「テセウスの船」と呼べると思う?」「全部のパーツが入れ替わっても?」
「すっかり新しいものになってしまっても」
マーシーはしばらく眼鏡を押さえて考えていて、それから大きく息を吐いた。
「感情的には呼べると思います」
「感情的に?」
「はい。みんながそれを「テセウスの船』だと思っていて、テセウスが船に乗ってどんな旅をしたかも語り継がれていて、それを大事にしたいという感情が継承されているなら」「ほほう。なるほど。傾聴すべき意見だな」


■SNSで参加投稿多数!「第32回神保町ブックフェスティバル」

お目当ての本が半額になっていることも。
古本は一期一会!今でしょ!


■終わったあとの私的雑感
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