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2025/02/16[日曜版]新聞書評を読んで読書の幅を広げる時間〜書評欄は宝の山〜

Clubhouseに於いて、新聞書評欄の本の紹介の開催のお知らせです。
下のリンクよりタイミングの合う方はご参加ください。
チャット、または直接スピーカーになっての参加も大歓迎です。

2025/02/1620時スタート ※約90分間・録音ナシ

「❤️スキ・いいね」ありがとうございます!励みになります。
Clubhouseに於いて新聞書評欄の本の紹介を、ほぼ毎週土曜日に音声ライブ配信。本の選者と私(ほぼツッコミ役)の2人でこつこつ開催しています。

こんばんは、今日は次の本を紹介したいと思います。
2025年2月8日掲載 新聞書評

●朝日(2/8)
統計でウソをつく法」ダレル・ハフ著 高木秀玄訳 講談社ブルーバックス 1012円
比翼の象徴 明人・美智子伝 上中下」井上亮(いのうえまこと)著 岩波書店 上・中各3520円、下3960円
ピクニック部」嶽本野ばら著 小学館 2200円
文芸編集者、作家と闘う」山田裕樹著 光文社 2750円

●毎日(2/8)
ゴッホ 麦畑の秘密」吉屋敬著 筑摩選書 2200円
漢方を交えた医療論 和漢診療学からの提言」寺澤捷年(てらさわかつとし)著 医学書院 5500円
ドイツの心ととのうシンプルな暮らし365日」久保田由希著 自由国民社 1870円
手段からの解放 シリーズ哲学講話」國分功一郎著 新潮選書 968円
論理的思考とは何か」渡邉雅子著 岩波新書 1015円
続・日本軍兵士 帝国陸海軍の現実」吉田裕著 中公新書 990円

●日経(2/8)
メディアと感情の政治学」カリン・ウォール=ヨルゲンセン著 三谷文栄、山腰修三訳 勁草書房
印象派の発明」西岡文彦著 勁草書房 2970円
新・動物の解放」ピーター・シンガー著 井上太一訳 晶文社 4400円

●東京(2/8)
「金融地獄を生き抜け」我妻佳祐著 幻冬舎新書 1144円
「僕には鳥の言葉がわかる」鈴木俊貴著 小学館 1870円
東京裏返し 都心・再開発編」吉見俊哉著 集英社新書 1188円

●読売(2/9)
「天使は見えないから、描かない」島本理生著 新潮社 1870円
「イスラームからお金を考える」長岡慎介著 ちくまプリマー新書 924円
自転車 人類を変えた発明の200年」ジョディ・ローゼン著 東辻賢治郎訳 左右社 4950円
昭和天皇の敗北 日本国憲法第一条をめぐる闘い」小宮京著 中公選書 2200円

●産経(2/9)
「歌集 いつの日か幸せになっていいけれど今すぐなってかまわないのよ」大澤澄子著 角川書店 1980円
石器づくりで何がわかるか」長井謙治著 吉川弘文館 2860円


その他・追加情報など(※トーク中随時更新)


■書評で紹介した本の関連情報

・川田順造さん死去 文化人類学者、「文化の三角測量」提唱

・比翼連理といえば楊貴妃
「比翼連理の誓い」
(能・楊貴妃謡より)「七月七日長生殿、夜半人無く私語の時、天に在りては願はくは比翼の鳥と作り、地に在りては願はくは連理の枝と為らんと」
通釈:空飛ぶ鳥に生まれたら、雌雄各々一翼であるから二羽一緒に並んででなければ飛べない鳥となろう。地上に生える樹になるならば、二本の樹の交えた枝の木目が連なった連理の枝となりたい。いつの世にも離れることのない夫婦でありたい。
※「長恨歌」(ちょうごんか)は、中国の詩人白居易によって作られた長編の漢詩である

・食卓にいかす漢方の知恵(1)

・日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 (中公新書) 新書 – 2017/12/20
吉田 裕 (著)


■参加者からのおすすめの本




■416種類ものレシピを収録しながら”無料”で提供されている1,700ページを超える本格的なスパイスレシピ本


たまたま聞いていたpodcastで紹介されていた本。
「無料」というワードに弱いので早速検索。

なぜ無料なのか
「スパイスを身近に感じていただきたい」。バラッツさんはそう話す。

実は日本の多くの人が「スパイスを使い切れない」という課題を抱えているという。「例えば、何かのきっかけでクミンは買ってみたけど、使い切れない。そういった方に、様々な使い方を知っていただきたい」今回の電子書籍化でも、その方針は変わっていない。
このような思いから、レシピは当初からウェブサイトで無料公開してきた。

https://news.dellows.jp/62220/

インド人の父と日本人の母のもと、日本で生まれ育ったバラッツさん。
季節によって食材が大きく変わる、日本の特徴に合わせたスパイスの使い方をしているそうだ。

スパイシーで無料。パワーを感じる。
味のだいたいの想像がつけばいいのだけれど、聞いたことのない名前のスパイスもある。そのスパイスがなくても完成品に失敗はなさそうだけれど、どうなんだろう。はたして、正解の味になるのか。
ここがスパイス初心者のハードルが越えられない理由のひとつかも。
経験の味覚の地図がほしいところだけれど、こればかりは実食しなければ無理なのか。
何か良いアイデアあれば教えて下さい。

・早速読みたい人は↓から(DL容量注意してください〜)

・とりあえずレシピだけを見たい!という人はHPから
毎週更新されていてこちらの情報量も膨大〜


■今週読んだ本

オモロイ純文学?「バリ山行/松永K三蔵・著」
以前取り上げた本。

松永:
まず1つには、なんでもありということが純文学の一番のポイントだと思います。なんでもありというのは、人間をどう書くか世界をどう書くか、どういう表現方法を使ってもありという、自由度の高いものが純文学であると思っています。

https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/my-asa/teg20240825.html

■韓国では馴染みだけれどPDがめっちゃ話す番組

あの本、読みました?
なぜ番組プロデューサー(PD・林祐輔)が画面に映りトークに参加するのか。この韓国では馴染の光景でも日本ではまだ珍しい。
この番組ではPDの本に対する愛をめちゃくちゃ感じる。
PDもちゃんと本を読んでいるから、出演している作家本人に自分の意見を直接伝えることができる。気持ちが本物なのです。

こちらの本の回のときに紹介した「音のない理髪店」一色さゆり著が取り上げられていた。
番組PDはこの本をどういうテーマで取り上げるか悩んだそうだ。
聴覚障害の人の言語と、話者との言語の理解に違い何か。
多様性というけれど、思い込みや押し付けの情報提供をしていないか。(例として字幕は満足のいく情報になっているか。)
短い時間でとても濃い内容になっているので是非御覧ください。

・番組プロデューサー(PD・林祐輔)が取り上げていた箇所


「ろう者には日本語に自がない人が多いんです。
だから学校や職場でつらい日に遭うそうです。
ろう者といえば、筆談すればいいんだろうと勘違いされる分、つらいんでしょうね」
(中略)
「聴者はイメージがしづらいんですが、じつは生まれてからずっと日常会話を聞いているから日本譜を意識せずに使えるんですよね。
赤ちゃんは言語獲得期と呼ばれるあいだに、およそ一万五千時間も自然に日本語が耳に入るとされます」
「一万五千時間も」と、私は呟く。

「はい。けれど、ろう者は違います。
聞いたこともない言語を、正しく理解しているのかもわからないまま、目で追っていくしかない。
たとえば、「あ』という音がどんな音かもわからず、ただ記号として暗記するしかないんです。
だから聞こえる人の何倍もの努力が必要になるし、苦手意識を持つのはごく当たり前のことです」

音のない理髪店」一色さゆり著

■多様性の科学


■終わったあとの私的雑

引き寄せたものを有効活用したい。
引き寄せの法則て、ちょっと流行った時期がありましたよね。
ポジティブなことを考えていたら、自ずとそれが引き寄せられ現実化する。逆もしかり。
本の時間を1年以上続けて実感しているのが、引き寄せている、ということなのです。それは、いわゆる知ったことに対して芋づる式にいろんな方面の情報が入ってくる状況が出来上がってきたということなんです。
これ、積読でも同じ現象が起きると言われていますよね。
本を読まずとも背表紙が目に付くことで、気づかないうちに情報の圧を受けている。行動せざるを得ない。それが強制でなく気がついたらそうなっていた、というのが心地良い。ナッジともいえそう。
じゃあ、次。
得た情報を自分なりに落とし込んで、できれば深く思考して、
また、できらばそれを誰かを話し合うことしたいのですよね。

本の時間に一緒にお話できること
お待ちしています。

おしまい。


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