五感から労わる #6

いよいよ家にいるときにずっとエアコンに頼る日々が始まりました。

あまり人工的な涼しさは好きではないので今まで極力エアコンをつけずに過ごしてきました。夏場車に乗る際も窓を全開でエアコンをつけない。

数年前までならそれでもギリギリよかったのかもしれませんが、近年ますます深刻な問題となっている地球温暖化の影響で、毎年ジリジリと最高気温を記録している日本の夏。おととしくらいからかなり熱中症でダウンすることが多くなりました。

歌を歌う仕事をしている身として一番の仕事は、『いつでも歌えるように体調を整えていること』だと思っているので、今年からは電気代に躊躇せずエアコンを使うようになりました。(つけっぱなしのほうが電気代も安くなるっていうしね)


家に帰ってきた時なんかもそうですが、特にお風呂上がりに涼しい部屋に入った時のあの快適さといったらなんと言えばいいのでしょうか。あの涼しい部屋に入った瞬間、今抱えているストレスの1~2割は一瞬でもなくなるような気がするのは私だけではないはず。

昨夜、お風呂上がりに自分の部屋に戻った時に「うわ、今絶対ストレスちょっと減った」と思ったんですよ。


あまり詳しくは覚えていないのですがこの世界のどこかで(笑)とある研究が行われました。面接官がかたーい椅子ととても座り心地のいい椅子に長時間座ったあとに面接を行なった結果、かたい椅子に座った後は対面する人に対してあまりいい印象を持つことができなかったのに対して、座り心地のいい椅子に座った後はいい印象を持つ傾向にあったのだとか。

人間にとってどれだけ五感が心に直結しているか、といった調査をする研究でした。


それだけ五感から伝わるものの質が大事だということなのです。


旅に出て素晴らしい景色を眺める、美術館やホールなどに足を運んで芸術作品を鑑賞する、いい香りのものを周りに置く、美味しいものを食べる、マッサージに行くなど。視・聴・嗅・味・触の五つの感覚から心を癒してあげることはとても大事です。


ストレス社会に生きる私たち。今のご時世、厄介な新型コロナウイルスでまだまだできることは限られていますが、そんな中で五感からなにかリラックスできれば、今感じているストレスも少し減らすことができるのかもしれません。


ついつい休むことを忘れがちですが、人間が夜に寝て次の日活動をするように、ときには自分を労ってあげないとな、とクーラーの効いた部屋に入って改めて考えた昨夜。


私が学生時代に働いていた某牛丼屋で、自分がミスをしたことをネチネチ店長に怒られた、いたって当たり前のことになぜか意地を張って、廃棄処分の牛丼10個ほどを自腹で買ってお持ち帰りした日も、バイト前にちゃんと美味しいもの食べて空腹を満たしていればあんなことにはならなかったのでしょうか。



-END-



——————————————————————

皆さまからのサポートお待ちしています!

いただいたサポートは全て活動資金に充てさせていただきます。

——————————————————————


私の生きている中での些細な、時には大切なものに触れていただく瞬間。少しでもいいなと思ってくださったらぜひサポートよろしくお願いいたします(^^)