2019秋__1_

夢の中の住人

秋になり、お布団の中にいるのがあたたかくて、しあわせで、守られている気分になれる。これは無敵だ。布団に敵うアイテムはないとまで思ってしまう。

脳が強制終了されたのが9月半ば。
再起動を試みるも、なかなか立ち上がらない。

2ヶ月の間、脳を使っていなかったので言葉が出てこなくなり、これは本当に強制終了か? ボケたのではないか? と心配になり、専門家に相談したら「一時的なものだから大丈夫」との事だった。
取り敢えず短歌を作るより、読む方がいいだろうと言われ、しばらくは読むことに専念しようと思う。

この機会に、観ていなかった映画や動画の類を観始めるも、集中力が続かない。
腹をくくり、しばらくは夢の中に居ることにして花を愛でたり、空を見上げたり、ベランダにくる雀を眺めたりして、隠居生活の予行演習だと思う事にした。


強制終了前の9月半ば、最後に詠んだ短歌

どこからが激流なのかこの川の光りたくわえ小舟が揺れる 大西ひとみ


#短歌 #tanka