偏愛・『エクスペンダブルズ』シリーズ
お正月三が日は、ゆっくりお休みしました。
能登半島地震で被災された方、避難されている方のご苦労や、そのご家族のご心労を思うと、本当に心が痛いです。心からお見舞い申し上げます。募金は微力ながらさせてもらいましたが、早く支援の手が隅々に届くことを祈っています。
さて、
映画=ゴジラ
映画=スタローン
の私が、今年一番楽しみにしている『エクスペンダブルズ』最新作が、ついに公開になりました。
年末に『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を観に行った時に、ムビチケを買いました。
店員「絵柄が3パターンありますが…」
私「スタローン下さい」(即答)
〜店員、取りに行く〜
私「…やっぱり、ステイサムも下さい!」
〜店員、面倒臭そうに取りに行く〜
というやりとりを経て、ムビチケを2枚。
勿論、2回とも自分で使います。
私、折に触れて、エクスペンダブルズシリーズは見返しているんです。
どれが一番好き?と聞かれたら、「全部」と答えるのですが、全部良さが違う。
『エクスペンダブルズ』
とりあえず死の飛行ですよ。これはシリーズ屈指の名シーンです。
「何しに来た」の問いに、スタローンとステイサムで「野鳥観察だ」とか、無理すぎる。
あと、久々にちゃんと見たドルフ・ラングレンのヴィジュアルが格好良すぎたのもツボでしたし、ミッキー・ロークが意味わからなすぎて、なんか笑っちゃうし癖になる。話はわかったような、わからないような。
そして、スタローン演じるバーニー・ロスは、スタローンの新キャラとして、まとめ役としてのスタローンに結構萌えたんですよ。大体、ロッキーにせよランボーにせよコブレッティにせよ、一人だけ突出してる役のイメージが多かったじゃないですか。荒くれの傭兵軍団をまとめるっていうキャラ、とても良いと思いました。良いっていうか、萌えるんです。ちょっと偏愛する対象になってしまいました。下手に色恋沙汰にならないのが、またいい。バーニー・ロスに、ちょっと恋してしまったんです。夢まで見た。
『エクスペンダブルズ2』
新入りのリアム・ヘムズワースが、甘いマスクで良い性格で、とても良い。
(後でソーの弟って知ったのですが、よく似てますね)
のに、ヴァンダムにメチャメチャ美味しいやられ方をするのです!!このシーンだけで、この映画観て良かったって思います。
そしてチャック・ノリス。伝説が帰ってきた! ヴァンダムにチャック・ノリスを出して、最終的にスタローン、シュワ、ブルース・ウィリスが3人並ぶところで、もう脳から何か変な汁が出てきます。ステイサムが修道士みたいな格好してアクションするところも素晴らしいし、決め絵としては、2が一番格好良いかもしれない。うん、画面の格好良さとか決まり具合は、2です。
『エクスペンダブルズ3』
メル・ギブソンが好きなんですよ。あの顔。リーサル・ウェポンの。
エクスペ3のメル・ギブソン、超良くないですか?最高じゃないですか? あれで、パンフレットのインタビューで「まさか悪役だと思ってなかったので、完成した映画を見て少し腹が立った」って、どの口が言ってるんですか(笑)。どっからどう見ても、あなたはいつも悪い人です!!それがいい。どうせメルギブが出るなら、なんらかの犬も一緒に出して欲しかった!
ウェズリー・スナイプスのぶっ飛んだ目力も素晴らしければ、バンデラスのガルゴですよ。めちゃめちゃ良いキャラじゃないですか。
新キャラとしては、ハリソン・フォードまで出ちゃって、ちょっと待って下さい、消化しきれません!っていう感じで、もう最高のスター集結映画ですよね。何気に、新世代も良いんですよ。グレン・パウエルはトップガン/マーベリックで見て「ああっ、クライマックスで意味不明にずっとダクトで頑張ってた彼!」と思っちゃいました。
という感じで、全て円盤所持、パンフ所持、年に複数回見返すというのが『エクスペンダブルズ』シリーズなのです。
最新作『エクスペンダブルズ ニューブラッド』も、とってもとっても楽しみにして待っていました。勿論、公開初日、初回で観てきましたっ。
ここからネタバレを含んだ感想です。
例のごとく、見たくない方のために、ミノフスキー粒子を散布。
(感想を見たくない方はここまで)
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まず大前提として、作ってくれただけでありがたい。
それは確かなんです。
当初はステイサムだけのスピンオフだったとしても。
が、今回アバンタイトルが、エクスペンダブルズの爽快なカチコミアクションがない。無茶苦茶やりまくって、Yeah!!言うて終わるやつですよ。
あれがいいのになー。シリーズの楽しみでもあります。
で、スタローンがステイサムの家に訪問するんですが、バーニー・ロスじゃなくて、いつもInstagramで見ているスタローンに見える。
いいんですけどね。『ランボー/ラストブラッド』も、ちょっと不満点があって、あれ、ランボーじゃなくてスタローンに見えるんですよ。短髪だから。お年を召してから、ちょっと全ての役柄の境界線が、ぼやけてきた感じなんです。まあ、今も現役でやってくれているだけ感謝しろ、って話なんですけども、私はバーニー・ロスが好きなんです!
今回、予告編の段階でちょっと不安だったのが、バーニーが死ぬって決まってるやん、ということと、CG大丈夫か、ということ。
CGについては、本編を映画館で見ても思いっきりCG感があったので、「リアルで肉弾アクションをしてこそのエクスペンダブルズ」という前提が崩れて、少しがっかりしちゃいました。でも、作ってくれただけでありがたい。贅沢言いません。
そして、当然のことながらバーニーが死ぬわけないのですが、クライマックスで結構爆笑してしまった! まあ、これもお約束ですけど、それにしても、ね。
しかし、核弾頭積んでるってわかっているのに爆破しすぎで、コマンドーの乗り込みシーンみたいな無作為の雑な攻撃と爆発が、とっても80年代っぽかったです。ディスじゃないです。むしろ好きです。
トニー・ジャーがしれっと出てきた時も、結構笑ってしまいました。良さげにしているけど、絶対普通じゃないやん、この人。
そして、しれっと船にも乗り込んできてたのも、笑ってしまいました。
そらそやな!
アクションは全体的にキビキビしていて良かったのですが、ジャッキー・チェンのアクションチームが入っていたとパンフに書いていたので、後でそれを読んでとても納得しました。
もうちょっと泥臭い肉弾戦も見たかったんですけどね、最後結局スタローンとメルギブが殴り合う、みたいな。
ちょっと鈍重なぐらいの方が、昔の筋肉アクションっぽくて好きです。
今、ジョン・ウィックとか、タクティカルなやつって、なんぼでもあるじゃないですか。そうじゃないんですよ、エクスペンダブルズは。
あとですね、ミーガン・フォックス、良いですね!
意外と今回一番良かったの、ミーガン・フォックスでした。あのメンツに画面で全く負けてない。素晴らしい。
トランスフォーマーがあまりにも素晴らしいイイ女役だったので、いつまで経っても外野からなんだかんだ、容姿について色んなことを言われると思うのですよ。でもね、圧倒的な存在感が物を言っていました。金髪の子の方がヴィジュアルのインパクトはあるのに、ミーガン・フォックスが圧倒的にスクリーンを支配していました。素晴らしい。もうちょっと活躍を見たかったです。
今作は当初の「80年代アクションスター揃い踏み」というテーマは全くなくなってしまいました。まあ、皆さんいい年齢だから、仕方ないですよね。
でも、少し物足りない気がしなくもない。
それぞれの俳優さんの出演作をちゃんと観ていこうと、改めて思いました。
なんだかんだ書いてきましたが、ネガティブっぽいですけど、全然ネガティブじゃないです。見れただけで嬉しいと思っています。
良い映画とか悪い映画とか、私ごときが判断する資格はない。それがエクスペンダブルズ。
2回目は、吹き替えで行きます。今回、エクスペ4というよりは、ステイサム映画って感じだったので、なおさら山路ステイサムで観ねばと思います。
パンフは、ボックスセットを買うか迷ったのですけど、新しいのだけ買いました。今までのやつ、全部持ってますしね。
今回のは、スタローンが絡んでないので、ディレクターズカット盤は出ないんでしょうねえ。
世代交代って言っても、ステイサムだってそこまで若くないですよね。
ステイサムもロージー・ハンティントン=ホワイトリー(パートナー)もずっとInstagramでフォローしてるのですが、たまに二人の写真がアップされて、パ、パワー・カップル…と恐れ慄いて見ています。ロージー、モデルとして好きなんです。本当格好良い。素敵な夫婦だなと思って、いつでも速攻でイイネ付けています。
最後に。
前々から主張しているのですが、
私はエクスペンダブルズにサモハンが出るのを待ってるんだよ、ずっと!
イコ・ウワイスもトニー・ジャーも良かったけど、かねてより言われているセガールよりジャッキーよりイーストウッドより、真の実力者サモハンがラスボスに呼ばれるべきと思って幾年。
これで最後と言わず、やめないでスタローーーン!
取り乱しました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。