知ろう!学ぼう!シリーズ⑤学習障がい(LD)編
子ども発達障がい支援アドバイザーの
Hitominです😊
今回は、学習障がい(LD)についてです!
LDの子どもの特徴では、私の経験も交えて綴ってます。
学習障がい(LD)とは?
学習障がいは、読む、書く、数を扱うといった学習の基本的なスキルが、一般的な教育や年齢に比べて困難を伴う発達障がいの1つです。
これは知能に問題があるわけではなく、脳の情報を処理する方法が異なるために起こります。
例えば、文字や数字を理解しにくい、長い説明を聞いて理解するのが難しい、手紙や数字の順番が混ざってしまうなど、さまざまな形で現れます。
学習障がいがある子どもの特徴
学習障がいのある子どもたちは、学習のある特定の側面に困難を抱えることがありますが、これは子どもによって異なり、その範囲も広いです。
学習障がいの一般的な特徴には以下のようなものがありますが、これらはすべての子どもに当てはまるわけではありませんし、程度もさまざまです。
1. 読み書きの困難
・読むスピードが遅い、理解が困難、綴りが苦手、手書きが乱雑、などが含まれます。
学校現場でみると、読み書き困難が、LDのおおよそを占めているように感じます。
読めるけど、書けない
書けるけど、読めない
怠けてるの?なんなの?
っていう子、身近に居ませんか?
お子さんの学習の様子を見て、あれ?と思うことがあったら、LDの可能性があるかもしれません。
2. 数学の理解が困難
・基本的な計算の理解が難しい、数学的概念や手順を覚えるのが苦手などがあります。
教え子にこの特徴の子が居ました。
全般的に学習に問題はないのに、計算の理解だけが難しく、よく補修を受けている子でした。本人もなんで理解できないか分からないし、決して努力不足ではないほど、がんばっていました。
当時の私は、LDへのサポートの仕方が分からず、適切なサポートができていなかったろうと思います。苦しい思いをさせてしまっていたかもしれません。
3. 記憶の問題
・新しい情報の記憶や以前学んだ情報の取り出しが困難です。
授業中だと、板書をするときに困ります。パッとみたものの記憶が、ノートに書こうとするときには分からなくなっている‥という状況です。
何度も何度も黒板を見ては、ノートに書いて…を繰り返していると、それだけでとても疲れてしまいますよね。
とてもじゃないけど、授業を理解するための余裕なんて、できやしません。
4. 指示の理解・実行が困難
・口頭で与えられた複数の指示を理解し、実行に移すことが難しい場合があります。
あれやってから、これやって、そうやって‥
なんて、二重三重の指示をされること、学校ではよくある場面なのですが、この特徴がある子は、これされるとシンドイですよね💔
理解のある教員であれば、一つ一つ区切って指示を出したり、黒板にも同様の指示を書いてくれたりもしますが、そうならない場面がまだ多いかと思います。
5. 組織化の問題
・学習する際の情報の整理や時間管理、物の整理整頓が苦手です。
物の整理整頓が非常に苦手な教え子が居ました。
筆箱の中身はどこかへ消えてしまうし、持ってきたハズの教科書もどこかへいってしまう‥なんてことが、日常茶飯事でした。
そのため、各教科ごとに、教科書・ノート・その他関係するものを、透明なジップファイルに入れ、ひとまとめにして管理することを指導しました。
筆箱は自宅へ持ち帰ると忘れてきてしまうので、学校用と自宅用と分けてもらうようにし、改善が見られたことがあります。
6. 処理速度の遅さ
・情報を処理し、理解するのに通常よりも長い時間がかかることがあります。
これも、板書速度に関わります。
その他だと、実験や作業系のときに、とてつもない時間がかかってしまうことがあります。
テストもそうです。
わかっているのに、書くのに時間がかかりすぎる
ことがあるので、テストの時間を延長することが必要になります。
7. 注意の問題
・注意を維持するのが難しく、容易に気が散ることがあります。これは注意欠如・多動症(ADHD)と重なることがあります。
8. 言語理解または使用の困難
・話された言葉の理解や、自分の考えを言葉にするのが難しい場合があります。
これらの特徴は、学習障がいのある子どもたちが直面している困難の一部に過ぎません。
これらの困難があったとしても、適切な支援や介入を受けることで、多くの子どもたちは自己のもつ能力を発揮し、成功体験を積むことができます。
また、学習障がいのある子どもたちはしばしば、問題解決、創造性、あるいは特定の分野での才能といった、際立った能力を持っている場合もあります。
具体的な支援については、また次回にします!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました🙇♀️
んだばね〜👋