やらないことを決めたらやりたいことがはっきりした
これまでいろんな服を作ってきたのはなんでだろうと振り返る。
世界にはたくさんの生地があって。
そのなかで自分が反応した生地たちを余すことなく使ってみたい。
生地に水を通すことも知らなかったところから始まった独学での洋裁。
どこまで作れるのか、できるのか。
試したかったし、見てみたかった。
全部ぶちまけたかった。
承認欲求でした。
去年から、それが落ち着いて、シンプルな流れがきていて
今年になってもっともっと心も服もシンプルになった。
まっすぐに 素直に。
それは自分がいきたい場所が明確になったからだと思う。
太極拳と服
自分の最終目的地は道場兼アトリエショップを作ること。
小さくていい。素朴で、本当に大好きな人たちだけが集まる場所。
心も体も力が抜けてまあるく等身大でいられる場所。
毎日それを描くようになって
作る服も、
足りないもの、挑戦していくこと、という視点ではなく
自分の内にあるもの、飾り気なく、まっすぐに素直に作ればいいんだって思えるようになった。
シンプルで、普遍的なんだけど、上質でずっと寄り添ってくれる。
そんなデザインと素材で。
軸の服は、太極拳をしてそのまま街にふらっといけるような、武術着としても日常着としても着られるようなものにしよう。
2023年はKajikuの服をそんなふうに磨いていきます。
準備して、雪が溶けた3月には、太極拳教室もはじめよう。
せっかく生まれてきたのだからやりたいことどんどん形にしなくちゃ、もったいない。
1つ捨てたら入ってくるよ
と、実家のお向かいに住む大好きなマダムから、3年ぶりに帰ったらそんな言葉を頂いた。
私は何を手放したかな、、、何も捨ててないって思っていたけれど
今ここに書いていて気が付いた。
「浮かんだものはなんでも作ってみる」
を捨てた。
「足りないものを求める」
を捨てた。
そうしたら、自分の中にスペースができた気がして。
本来自分がやりたかったことが、くっきりと存在感を示しはじめて、心の中がいっぱいになった。
入ってきたというより
持っていたものが輝き始めた感じがする。
頭がすっきりしたら、よりスケジュールや時間の見通しが立てられて
お金も貯めよう
ともう一つ仕事もはじめました。
できないと決めたらできないから。
道場兼アトリエショップに向けて、2023は
Kajikuをもっとシンプルに真っ直ぐに
太極拳ブランドとしてもブラッシュアップしていく
太極拳を学ぶだけでもなく人に教えてみる
みなさんはどんな2023にしたいですか。
素敵な一年になりますように。