雑音
吉本ばななさんの文章が好きです
雑音について、雑音は単なる雑音であって、美しいと思うことなどなかったのですが、今しかない「家の音」たちが、安らぐ音であったという話が書かれていました
ほんとそうだなって思うのです
食洗機の音、掃除機の音、「お風呂が沸きました」という音
子供たちが観ている動画か何かの音
日々過ごしている空間は、生活音が溢れています
うるさい!となることもあるけれど、「家の音」たちにも、安らぐものがあるのです
そういう意識を持って、生活の音たちを見てあげることなんてなかった気がします
子供の成長によって変化してる音もあるだろうし、時代によって変化してる音もあるんだろうな
子供の頃、眠りにつく時に聞こえた、母が食器を洗う音だったり、年末におせちの準備をしている音を思い出しました
母が起きて過ごしている音が聞こえることは、なんとも安心させてくれるものでした