見出し画像

読書記録:プロダクトデザインの希望になった本

読んだ本


読んだきっかけ

  • 自分が勤める会社のサービスと境遇が似てると感じたから

    • 規模全然違うけど

  • SMBCのアプリ使い心地好きだから、どんなプロセスなのか気になった

内容

  • 歴史が長い銀行で、UXをデザインの力でどのように改善したのか

  • デザイナー1人目採用からの、サイトリニューアル、アプリリニューアル、PJの立ち上げ、リリースのプロセスなど


要約

今の時代、選ばれるためにUX/UI(わかりやすさ、使いやすさ)は欠かせない。

  • インハウスデザイナーは、組織のビジネスを学ぶ

    • ビジネスモデル

    • 法律・ルール

    • システムの制約

    • ビジョン・戦略 ect.

  • 「デザイナー=表層のビジュアルを作る人」というイメージを変える行動をする

    • 企画段階から会議に参加する

    • 勉強会を実施する

    • 時には上司や外部のデザイナーに助けを借りる

  • 「ユーザーを理解する」デザインプロセスを社内に浸透させる

    • リサーチチームを発足する

    • デザインプロセスがどうプロダクトに還元したのか報告する

  • すぐカタチにする、プロトタイプをつくる

    • パワポでもなんでもライブでつくって提案する


新しく知ったこと・気づいたこと

  • インハウスデザイナーは、組織のビジネスを学ぶべき

    • インハウスの強みはこれ。ビジネスを深く知るから、要件を俯瞰してアウトプットできる。

  • カルチャーコード:育った国に適用される、無意識の価値観

    • 「お客さまにとっての○○はどのような意味・思い出を持つのか」をリサーチする

      • 銀行は歴史が長いので、お客さまに寄り添った期待になるんだろうな

  • 外部のデザイナーに頼っていい

    • 何度か頼った旨が書かれていて、スーパーマンたちだけで推進できたわけじゃないと知った

  • 既存サイトリニューアルや新規立ち上げは、リサーチ込みで1年半以上かかるもの

    • そんなに長いプロジェクトに携わったことないが、銀行ほどユーザー層が広いとそれくらいかかるものと知った

  • 海外の良いサービスをベンチマークにする

    • 日本と海外で文化が違う=ベンチマークにならない、と思い込んでたが、それを捨てようと思った

  • キャンペーン情報を押し売りしない方針にした

    • リサーチで、拒否反応が強いユーザーがいることがわかったので、広告っぽさを抑えたり、FVに入れないようにしたとのこと

    • 能動的に見るユーザーもいるので、項目をわけるなどするのもアリ

  • エンプティステート(まだ情報がない画面)は、利用者が欲しい情報にたどり着けるように解決案を提示する


自分の考え

銀行は年齢層が幅広く、ユーザー数は何万レベル。「今まで」が根強そうだが、デザインの力でここまでやれるんだという希望になった。デザインの力というか、SMBCのデザイナーの力と、それに動かされた人たち、かな。

結構泥臭く勉強会を重ねているニュアンスを感じたので、私も根気強く(といってもだらだらやらないように)勉強会を開催してみようと思った。

いいなと思ったら応援しよう!

ひとみ
いいもの読んだな、と思ったらチャリンを嬉しいです🙌