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【Amazon Prime感想文】一生幸せでいたいなら、正直でいよう

以下の西洋のことわざをご存知でしょうか。

一日幸せでいたいならば、床屋に行け。

一週間幸せでいたいなら、車を買え。

一ヶ月幸せでいたいなら、結婚をしろ。

一年幸せでいたいなら、家を買え。

一生幸せでいたいなら、正直でいることだ。

私が、このことわざを知ったのは、テレビドラマ「正直不動産」を見たことがきっかけでした。




「正直不動産」のあらすじ

登坂不動産という不動産屋で働いている永瀬(山下智久さん)。タワマンに住み、女性からもモテモテ、営業実績No.1の実力を持ち、「ライアー永瀬」の異名を持っていた。嘘をついてでも実績を残すことから、その名前が付けられていた。

しかし、ある案件をきっかけに、永瀬に祟りが起きてしまう。すると永瀬は嘘がつけない人間になってしまった。

元々「ライアー永瀬」を慕っていたり、ライバル視していた周りの人間は異変に気づき始めるとともに、売上が落ちても正直にお客様と接していく永瀬の姿に刺激を受けていく。


お金か、信頼か

売上をあげるのを優先するのか、お客様の信頼を得るのを優先するのか。

このドラマでは、この二項対立がテーマになっている印象でした。

確かに、ドラマの舞台となった不動産屋は、慈善事業ではありません。きちんと毎月売上を立てていかなければ、不動産屋は潰れてしまいます。

不動産屋はまちの物件の仲介役として、売り手と買い手の仲立ちを行うことが仕事ですが、その売り手や買い手は地元のお客様(地主はじめ土地や物件を持っている人たち)との関係構築が欠かせません。売りたい、買いたいという情報が入ってこないのです。

人脈が売上に直結するこの不動産屋ですが、確かに法律すれすれで、詐欺まがいの提案を行い多額の売上を確保すれば、報酬がかなりもらえます。しかし、それがお客様にとって最善の提案なのでしょうか。

この「正直不動産」では、登坂不動産のエースと、悪徳不動産であるミネルヴァ不動産との二者の対決も見所です。


主人公・永瀬が出した答え

第2シーズンの最終話で、ミネルヴァ不動産のエースで売上No.1が取り柄の(ディーン・フジオカさん)。彼が、主人公・永瀬(山下智久さん)に、こう問いかけます。

1位になるよりも、大切なものは何だ?

永瀬は、こう答えます。

誰かの幸せの役に立つことだと思います。
たとえ1位になれなくても、自分がやったことで、1人が幸せだと感じてくれたら、それでいい。そう思えるようになりました。

このやり取りこそ、お金か信頼かのそれぞれの答えなんだろうなと感じました。

主人公の永瀬が出した答えは、誰かの役に立つこと、そして信頼で仕事を取ってくることだと。

***

お金が1番、という考え方ももちろんあると思います。でも、私は永瀬と一緒の考え方で、お客様からの信頼を経て仕事が成り立っていることを前提に、仕事をしていきたい。そう思えたのです。

それ以降、「あなたの中で、これだけは許せない、というのはありますか?」という質問をされたことがあります。

その質問に、私は「嘘をつくことだ」と答えました。

最初に書いたことわざのように、一生幸せでいるために、正直でいたいからでした。


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