オウンドメディアの運用目的を考える〜オウンドメディア成功の秘訣 イベントレポ
こんにちは。久々にnoteイベントに参加し、イベントレポとしてまとめています。
オウンドメディアの立ち位置
以前、マーケティング講座「MARPS」にてオウンドメディアを含めたメディアの特徴をまとめました。もしオウンドメディアについて疑問に思われる方は、こちらもご覧ください。
オウンドメディアって発信するものではないの?
私はMARPSの講義を受けて、そして今回カインズさんのオウンドメディアの事例も踏まえて考えてみました。みなさんが情報発信のイメージとして想起しやすい広告やSNSの発信とは意味合いが異なるということです。
となりのカインズさんを見てみると「ホームセンターを遊び倒すメディア」というコンセプトで運営されています。大事にしていることは以下の7点。実施している目的は社内のマインドの変化と、ファン創出・売上拡大だといいます。コンテンツを発信するに当たって社外というより社内のマインドの変化、コンテンツがユーザーに届くような仕組みを社内で作るようにすることを大切にしているそうです。オウンドメディアで発信し続けることで採用活動に繋げることを見据えているそうです。
オウンドメディアの効果測定(カインズの場合)
カインズさんではPV数ではなく、数字が語ってくれない定性的な部分を大切にしているそうです。
良いPVと悪いPV
良いPV:メディアのファンにつながるPV(面白い)
悪いPV:読者に嫌われるPV(内容が薄い、どこにでも書いてある)
具体例
売上創出の例
・コクヨのテープのり「ドットライナー」はなぜ20種類以上もあるのか、その理由を説明させて欲しい
・カインズ社員が自腹で買った名作10選「おすすめ掃除道具」
教育面
・めっちゃ安いカインズのマフィン。現役大学生がその実態を分析「いやいや、まだまだ物足りないですよ」
学問で学んだことを社会で実践する場として活用。
社会的な意義
・大震災とホームセンターの関係、「地域インフラ」としての役割
・米唐番が効果ないと誤解される理由。年間93万個が誤って使用される初歩的なミスとは?
▼リアルタイムで見ていて思ったこと
良いPV、悪いPVはイベント時に紹介されていた項目ですが、これは私が最初オウンドメディアの特徴として「情報を深く知りたいと思った人がアクセスをする。理解を促すための情報を更新する必要がある。」意味につながってきます。
そして何よりも、イベントでも紹介されていましたがAIでも記事が書ける時代になった一方で「となりのカインズさん」はじめスタッフさんが楽しんでいる様子が伝わるのがいい点ですよね。「トヨタイムズ」の場合、トヨタのブランドが好きな人むけ、トヨタ自動車のIR発信のもうちょっとカジュアルな発信の印象を持ちます。一方で「となりのカインズ」さんは、(扱っている商材が身近にある商品なので)「トヨタイムズ」よりは消費者寄りで距離が近く感じます。
合わせて読みたい
オウンドメディアについて勉強されたい方におすすめです。