どこから見るか。視点をそろえる
こんにちは。
スポーツ実況は正直、鍛えられた人しかできない職業だと思っていました。しかし、今回noteフェスの下田さんと倉敷さんのお話を伺うと、私が普段noteを書いたり、ほかの人に何かを伝える時との共通点が見えてきました。
▼イベントの内容は、yuca.さんのnoteでとても分かりやすくまとめられていましたので、こちらご覧ください。
表現をする際に気をつけること
実況と文章を書くことは、伝えたいことを伝えるという意味で似たような節があります。
「実況は、文字起こしをしてもきちんと意味が通じることを話す。それは大原則じゃないですかね」
- 下田さんへのインタビューnote/塩畑さん
1. 一番伝えたいことは何かを整理する
長い話になってしまうと、ほかの人にうまく伝わらない経験、ありませんか?
多くの場面で言われていることですが、自分の伝えたいことを要点をまとめて伝えることは人に伝えるためなら大事なこと。
下田さんは「一番伝えたいことが自分で整理できていないなら言えないと思うので」と仰っています。
2. 人を傷つけていないか?をまず確認する
倉敷さんが特に注意されていること、として挙げていらっしゃいました
「プレーを批判することはあるが、人を批判することは絶対ないように心がけている。ミスをした時にも誰かを傷つけていないかを確認している」
聞けば当たり前ですが、熱中してしまうと忘れがち。
文章を書く時も、実況も、一呼吸置いて見直すことが大事なんですね。
上から見るか、下から見るか。
ゲストのお2人は、noteフェスのイベントで1枚の写真をご覧になった際、どの視点で見るのかをまず注目されていました。
・何を話したいですか?
・あなたはどこにいますか?
・踊っている人ですか?見ている人ですか?中継している人ですか?仕切っている人ですか?どこの人ですか?
人によってモノの見方が変わる
先ほどの1枚の写真でも、様々な視点で語ることができます。つまり、人によって見える景色が違いますし感じることも違います。
だからこそ、ゲストのお2人のように実況される場合は、実況席から見える景色とプレーの様子を声で伝えなくてはなりません。
さらに、お2人が気をつけていることとして、解説者の方がどのような立場の方か、にもよって多少表現を変えているとか。監督の経験があるのか、記録的な成績を出された方なのかでも視点は変わります。
これは音声配信をする際にも生かせることだなと。
noteフェス2日目の「スキを伝える音声配信のはじめ方」では、どうやったら始めるか、音声配信の効果はどうか、というテーマが主題でした。文章でも音でも声でも伝えたいことの手段が異なるだけで、伝えたいことを伝えるには変わりはありません。
さらに発展して、デザインにも当てはまることだと私は思います。
かなり前に、下記のnoteを書いたのですが。
デザイナーはビジュアル面で、1つの商品をどう魅力的に見せるかの技を持っている方々。恥ずかしながら、このnote内でこんなことを書いていました。
本質的なことを考えていらっしゃるデザイナーさんは、一緒に関わる方々の潜在的な意識を言語化し、それをサービスや商品のビジュアルに表現することがとても上手です。そして、優先順位の決め方も上手。
「デザイナー」を「ライター」「漫画家」「実況アナウンサー」「漫画家」…と色々な職業に当てはめると、伝えたい方法が異なるだけで、伝えたいことを言語化することに長けているのだと思いました。
noteフェスDAY2「創作を続けるということ」で登壇されていた岸田奈美さん。
「たった2行で伝わることを4,000字にしたらバズった」ように、伝えたいことが読者が簡単に想像できて且つ、岸田さんらしい表現だからこそ、多くの方に読んで頂いたのかもしれません。
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私自身、何か見た・感じた時に、大多数が想像できることとは異なる視点でnoteを書き続けたいと思っています。そういう私の背中をポン!と押してくれた、そんなnoteフェスでした。
▼noteフェスのまとめnoteを書いています。ぜひ見てやってください。