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CDOCXO超会議イベントレポ:デザイナーの役割とは?
2/22に開催された、「note CDO CXO超会議」。
開催が発表されてから、デザイナー界隈で盛り上がっていた印象です。
私もリアルタイムで参加した後、内容が濃すぎてすぐnoteにまとめられなかったので、改めて見直し、公開することにしました。
デザイナーの方も、そうでない方も、ぜひデザイナーの役割について考えて頂ければと思います!
#教えてデザイン 参加中です!楽しみにしておりました! https://t.co/J3CI5oeJ0G
— ひとみ hitomi|編集力鍛える💪 (@ichito0123) February 22, 2022
デザインとは何か?デザイナーとは何か?
目に見えないもの、形になっていないものを人が認知できるようにすること。デザイナーはその形になっていないものを、どんな手段であれ具現化する人。
作ることができて物語れることができるのが、デザイナーの仕事。
デザイナーの数だけ答えがあるような時代。自分がデザインをして、顧客に届け、顧客の喜ぶ顔を見る、その最後まで責任を持って改善ができる人がデザイナー。
宇野さんと似て非なるけれども。場のカオスを最小化する、最小化するのを提案する。(深津さんご自身向け。)制御不能なものを制御可能にする(外向け)。
定量・定性調査の評価の仕方
イベントでは、坪田さんのnoteが紹介されていました。それを踏まえて。
0→1のフェーズは、定量化が難しい。
僕らのようなメディアサービスを作っている場合、ソフトウェアとコンテンツのバランスが重要である。
どんなにソフトウェアが高性能でも、コンテンツの質が低ければ意味がない。
0→1であれば定量を意識するのではなく、深津さん仰るように「旗」を作って、それに向けての構造を可視化してどう達成するかを見えるようにする。
「定量の目標設計は、外部要因で左右されてはいけないと思う。」
— ひとみ hitomi|編集力鍛える💪 (@ichito0123) February 22, 2022
比較基準をきちんと定めないと、比較する意味ないですよね。#教えてデザイン
前職の場合、定量で仕事が降ってくるし評価もされる。それは会社として売上を出さないといけないので当たり前。ただ、僕がPMだったらどうするかと言えば、「これが達成されたときにどんな未来になっているか、あなたの口で言ってみて下さい」と聞く。もっと大きな目標があって、それが落としこまれて、この数字になっているんですよね?と。
定量目標を定めることにより、逆算して動くようになる
職種混合の場合は、定量の数字に焦点を当てすぎることがある。そうならないように、サブの指標を必ず作る。
深津さんの話に関連し、坪田さんは比較基準を作るお話をされていました。外的要因に振り回されるような基準ではそもそもあまり比較する意味がないと。
経営者にデザインの大切さを理解してもらうには?
登壇されている4人の統一見解としては
転職
でした。
デザインに対し理解がない経営者がいる場合はさっさと転職。
またそのような社内の空気があれば、自身で「会社を変えるんだ!」という強い意志がなければ場所を変えた方が楽との意見。
*
私も一時期、とても悩みました。転職すべきか否か。
ただ私は楽な方ではなく、やっぱり会社に残ってやれることがまだあるのでは?と考えたので残ることにしました。
▼詳しい経緯はこちらのnoteに書いています。
残る決意と、今いる組織の意識を少しでも変える。
そういう覚悟で日々今も仕事している私は、デザインに対する誤解がチームの中にあることが分かり、同じ部署の同期2人に掛けあったり、私の考えに好意的な先輩と都度意見交換をし、チームをどう引っ張っていくか話し合い、上司に掛けあっています。
ありがたいことに、上司は(採用するか否かは別として)部下の意見を聴いてくれます。その言葉に甘えさせてもらい、真正面から提案をしてきました。
そうしていくうちに、自分の提案で何が説得力が足りないのか、チームの意見はどんなことがあるのか、そういうことが分かるようになってきました。
自分の職種や仕事が社内で重視してもらえない時は、どうする?
— かねとも (@kane_tomo) February 22, 2022
自分のちからだけで諦めないで、社内・社外の人も活用す。経営陣の言葉に翻訳する。
デザイナーに限らず事業会社の悩みあるある相談会だ。#教えてデザイン https://t.co/6DVS1Qffs3
その1つの答えが、このnoteに書いたような解決策でした。
一言言って理解されることは難しいのですが、自分が実践していく中で、最近になってようやくチームの雰囲気が変わってきたように思います。(このnoteを書いているのが2022年3月なので、半年以上は経っているのか。)
ひとみがいたから、どういう課題があるか分かったよ
と同期に励まされることが増え、やりがいがあるなぁと思います。
トップダウンって嫌われがちだけど、大きなものをスピード感をもってすすめるときはとても有効。
— Yu Uno / note inc. (@saladdays) March 8, 2022
大企業がこれをやるととんでもない力が出るのはPayPayが良い例。ボトムアップだけでこれを実行するのは難しい。
手段はゼロサムではなく選択肢として広く持っていなければいけないと思うのです。
この宇野さんのTwitterを見て、ボトムアップの方が適する場面・トップダウンの方が適する場面があると気づき。もしかしたら、上司は何も言わないけれど、このバランスを上手く活用しているのかもしれないと思ったり。
これからのデザイナーのキャリア
どんなにグラフィックデザインがよくても、数字を見て改善するとかのスキルがないと、誰かのオーダーを作るというポジションになってしまう。
なのでこれからはその両輪ができるキャリアをお勧めしている。
この二刀流のキャリアは、デザイナーやマーケター界隈で言われるようになりました。私もこの意見に賛成で、デザイナーを得意技としながら、数字を分析して提案できるスキルを磨いています。
サービスをこうしたい、という提案から実現させるまで自分でできるからです。
インターネットにおいては、自らを売るスキルも必要。どんなにすごい実力や才能を持っていても、誰か引き上げてくれる人と出会わない限り浮上しない状況になってしまう。
メディアで「SNSで話題の〜」と取り上げられてしまうと、SNSをしていると大物とお仕事できるんだ!と勘違いしがちですが、結構稀ですよね。稀だからメディアが報道するわけで…。
ただ、そのような番組に取り上げられる=そういったスキルを持っている、と捉えることもできます。
マーケターの黒澤さんも、二刀流のキャリアが求められることを説明。
10年前よりは転職しやすい環境になりました。
裏を返すと、個人の実績が重視されるようになってきている気がします。複数転職面接や色んな方々とカジュアル面談をしていると、よりそう思います。
あなたは、組織でどういう役割で目標達成に向けてどう貢献したのか。
それをきちんと分かりやすい言葉で説明できるでしょうか?
先週末にnoteのCDOの宇野さんとお話しさせていただいて、
— かねこつよし (@tsuyoshi_osiire) March 6, 2022
「会社で得た経験を、個人の実績としてストックする仕組みづくり」
の大切さを知りハッとしました。
会社名で仕事していると転職する度にジョブへの信頼がリセットされてしまうので、
ストック型で成長できるモデルを構築したい@saladdays
デザイナーとしての働き方に関して、AdobeのYoutubeで、海外のデザイナーの働き方が紹介されています。
今や日本国内に限らず海外で働くことを視野に入れている方々も多いことでしょう。参考になるかと思います。
合わせて読みたい
宇野さんがCDOに就任された日に公開されたnote。
今回登壇された宇野さん、池田さん、坪田さんはこちらの書籍書かれています。
深津さんとグロース戦略顧問・樫田さんが登壇されているイベントも。
こちらも拝見したらnote書こうと思います。
さらに組織の中のデザイナーの役割について考えたい方へ。
金子剛さんの書籍がおすすめです。
以前noteにも書きました。
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