今回は、「欲しいの本質」を読んだ読書感想文です。
マーケターやデザイナーなど、消費者の心理を理解しそれを販促に活かしていく職種の方々にはぜひ読んでほしい一冊です。
本の要約
・世の中「だいたいいいんじゃないですか?」時代
→そこまで機能が劣った商品がない
→分かりやすい問題に応えていればモノが売れた時代は終焉に向かっている
買わない理由を理解する
どうやって消費者の声を拾う?
インサイトを読み解く7つのポイント
自分の経験と照らし合わせて感じたこと
「インサイト」については、昨今の私の中で最大の課題です。
普段仕事でECサイトを運営しているのですが、リアル店舗と比較しお客様と対面しないため、Google Analyticsなど画面上の数字を見て次の施策を考えることが多いです。
しかし、本当に画面上の数字を見て完結していいのか?というところ。
SNSでバズったからと言ってECサイトの購入もバズるかというと、そうでもないことが分かってきました。
一方で「TikTok売れ」の言葉が流行したように、TikTokにより売上も上がる事例もあります。
徳力さんの考察では、日本では味付きの水は珍しくないけど、海外では珍しく、またTikTokのコメント上に飲んだ人の感想が書き込まれていることから、購入に至ったのでは?と。TikTokはYouTubeと決定的に違うことが明らかになりました。
それを踏まえ、成功した事例はなぜ成功したのか、興味を持ってもらえなかった事例はなぜ興味を持ってもらえなかったのか?を検討する必要があります。
そこで、どこから検討すればいいのか?
この本には、上記で挙げたようなヒントがたくさん隠されていました。
今の仕事の課題と照らし合わせながら、少しずつ打開策を打っていきます。
合わせて読みたい
noteには、さまざまなマーケターの方々が多数noteを書いていらっしゃいます。学校に行かなくても、書籍やnoteから学べるのってとてもいいですよね。
松本さんはTwitterとnoteでフォローしていて、「人は悪魔に熱狂する」という本をきっかけに知りました。今回紹介した本をまた別の視点で解説されています。
中島さんは今回「インサイト」についてnoteで検索していたときに、この本の「どうやって消費者の声を拾う?」の章のヒントになると思ったからです。
また、この本に興味・関心を持った方は、こちらの本もおすすめです。それぞれ私の読書感想文もあるので、ご覧いただけると嬉しいです。
予想通りに不合理
ジョブ理論