LTV(顧客生涯価値)の事例をまとめてみた
こんにちは。マーケティングに携わる方は、もう耳にタコだよ…とは思います。今回LTVの事例について、私なりに分析しているnoteです。
LTVとは
LTVの用語解説については、こちらの2つのnoteをご覧ください。
簡単にまとめると、Life Time Value=顧客生涯価値と言われ、企業が顧客の取引開始から取引終了までに得られる間に、企業が得られる利益を指します。顧客との取引を1回に帰結するだけでは売上が成り立ちません。事業をより長く継続させるために、企業はLTV向上の施策が求められるようになっています。
LTV施策の事例
顧客ごとに送付するDMの種類を変更
この企業さんの事例ですと、ECで購入したお客様に向けたDM(ダイレクトメール)の施策に工夫されたそうです。
今やSNSで発信した方が広まりやすく、売上も上がるのでは?と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし昨今メールマガジンの効果も見直されつつあります。
SNSだと、特にXであればタイムライン上で情報が流れてしまい目に留めてもらいにくい状況です。一方、メールマガジンであればメールの受信BOXにストックされていくので後からでも見直しやすいですよね。
先ほどの企業さんの例であれば、お客様の購入履歴をもとに楽しんでもらいながらも次の購入に繋げるためにメルマガに一工夫されているわけです。
島村楽器
2024年4月11日に放送された「カンブリア宮殿」で特集されていた島村楽器。楽器販売店の大手ブランドが、実は音楽教室のサービスを展開されているのをご存知でしたでしょうか。
私は小学生の頃にピアノ教室に通っていました。受験を期にピアノを習うことを辞めました。
楽器演奏ってモチベーションがなくなるとやる気なくなります。楽器買うと高いから止めると損した気分に。楽器屋さんが身近な先輩として教室開いて教えてくれるって、顧客とのタッチポイントを上手く利用して事業にしている感じがしますよね。
たぶん島村楽器さん側から考えたとき、LTV向上の施策として顧客を話さないために"楽器のサブスク"を考えがちなんだろうと思います。
しかし、お客様視点で考えたとき、楽器を持っているけど弾き方が分からないから挫折した、昔やってたけどなんとなく止めてしまった、というお客様を音楽教室の形で巻き込んでいるところが一工夫ありますし、また自分の楽器で演奏してみようかなという気になりますよね。(実際インタビューでも、また演奏できることをモチベーションとしている方がいました)
合わせて読みたい&聴きたい
過去に私が配信しているPodcast番組「日常を旅するラジオ」でも、メルマガっていいよね。って話をしていました。
「日経クロストレンド」のメールマガジンの話は、日経クロストレンドのPodcastでも放送されています。