頑張ったね、さゆりんご。
ある日、テレビをつけながら作業をしていると、テレビから可愛らしい女性の声が聞こえてきました。
「きゅるん!」
目を向けると、画面には「さゆりんご」こと松村沙友理さんが顔の前で手でハートを作っていました。
「さゆりんご」は、元は「乃木坂46」というアイドルグループに所属していた元アイドルの方です。(アイドルグループにはあまり興味がなかったのでよくわかりません。)
最近、テレビで「さゆりんご」を見る機会が増えたなぁと思います。
振り切ったぶりっ子キャラはそれだけで人目を引きますし、そのキャラクターは、もはやネタなのではないかと思ってしまうほど洗練されています。
芸能界で生き残っていくにはこれぐらいの「個性」が必要なのかもしれませんね。
わたしはこの「さゆりんご」というキャラクターがあまり好きではありません。
何を聞いても意味がよくわからないポーズやセリフを並べるだけで「何も考えていないんじゃないか?」と思っていたからです。
しかし先日放送された「坂上&指原のつぶれない店」にて、セブンイレブンのお弁当作りに励む「さゆりんご」を見て、その印象は大きく変わりました。
セブンイレブンのお弁当作り
番組の内容としては、お弁当の売れ行きに悩むセブンイレブンの偉い方が、番組に売れるお弁当作りをオファーするという内容です。
そしてお弁当作りに選ばれたのが「さゆりんご」です。
わたしは知らなかったのですが、「さゆりんご」はかなりの大食いみたいです。
セブンイレブンは、とにかくよく食べる「さゆりんご」を見て、彼女なら女性ウケもあって売れるお弁当開発をしてくれると見込んだらしいです。
セブンイレブン側の売上目標は「売上100万食以上達成」です。
その大きなプレッシャーに、さすがの「さゆりんご」も「きゅるん!」とは言いませんでした。
「これは難しいんじゃないか?」とわたしは思っていましたが、そこから「さゆりんご」がものすごく頑張ります!
お弁当作り開始
まずは自慢の大食いで、あらゆるコンビニのお弁当を食べまくります。
そして「セブンイレブンのお米はおいしい」という事実と、ごはんを食べ進めるキーワードは「味変」であると発見します。
まずはごはんが進む「タレ」を作るために「タレが美味しい」と評判の地方の定食屋さんに向かいます。お店の定食を食べて「このタレの秘密を知りたい」と思った「さゆりんご」ですが、店主さんからは「タレの秘密は社外秘です」と言われてしまいました。
ですがどうしても知りたい「さゆりんご」はその場で店主さんに「働かせてほしい」と頼みこんだのです。
なんとか働かせてもらった「さゆりんご」ですが、仕事はキッチンではなくてホール。タレの秘密が盗まれることを警戒したのかもしれませんね。
ですが終始一生懸命にホール仕事をこなす「さゆりんご」を見て店主さんは最後に、「自分に自信を持って頑張ってください」というエールを添えてタレの秘密を教えてくれたのです。
「さゆりんご」は目に涙を浮かべていまいした。
隣を見ると、私の妻も感動して泣いています。危うくわたしももらい泣きをしてしまうところでした。
それから「さゆりんご」はセブンイレブンの開発チームの人たちとオンラインで討論したり、仕事の合間に試作品のお弁当を食べて研究したりと一生懸命に取り組んでいました。
「デジカルビ丼」完成!
そして、セブンイレブンの新商品である「デジカルビ丼」が完成しました。
セブンイレブンの美味しいご飯の上に、定食屋さんに教えてもらったタレを絡めた韓国料理のデジカルビを乗せたものです。
そしてもう一つのキーワードである「味変」。これに使用するのはなんと、ドレッシングです。
デジカルビにドレッシングである「ハニーマスタード」をかけて食べるという予想のななめ上をいく発想が飛び出してきました。
これは「ぼる塾」のあんりさんと一緒に行った焼肉屋さんで味変を研究していた際に発見したそうです。
これにはセブンイレブンの役員さんも困惑していましたが、「食べて納得!」。
そして味変のソースは、この「ハニーマスタード」に決まったのです。
わたしは「デジカルビにドレッシングなんて合うのだろうか?」と思っていましたが、お弁当を食べたテレビの出演者たちは「ハニーマスタードが美味しい!」と驚きの声をあげていました。
今回の「さゆりんご」を見て
今回の「さゆりんご」を見ていて、今までテレビ越しでは気づかなかった彼女のマジメなところや素直なところがとても印象に残りました。
この企画に一生懸命に取り組んでいる彼女の姿を見て、これからはテレビで頑張る彼女を応援したいと心から思いました。
「さゆりんご」にこんな真面目な一面があったなんて、表面だけでは人はわからないものですね。こういう姿が人の心を動かすんだなぁとしみじみ思いました。
これからも頑張って!応援してるよ「さゆりんご!」