映画を英語でレビュー#22 アナベル 死霊館の人形 Annabelle (2014)
『死霊館』の人形アナベルが主役
「死霊館」のスピンオフ
「死霊館」については以前記事を書いていますが、その映画のスピンオフ映画です。監督はジェームズ・ワンではなく、ジョン・R・レオネッティ。
「死霊館」同様、丁寧な描写が見ていて、安心感がある映画。
「死霊館」でウォーレン夫妻の家にあり、一人娘のジュディを襲った人形アナベルを主役に、ある夫婦の恐怖体験が描かれています。
ちなみにウォーレン夫婦は出ないです。
アナベル人形はこうして生まれた
閑静な住宅街に若い夫婦が住んでいます。奥さんは第一子を妊娠中。お隣さんとも仲が良く、とても幸せそうに見えます。でも、テレビのニュースでは、悪魔崇拝するカルト集団について取り上げていて、なんとなく不吉な予感。
ある日、旦那さんのジョンが、奥さんのミアにあるものをプレゼントします。それは、ミアがずっと探していたアンティーク人形。ミアは人形をコレクションにするのが好きみたいで、部屋に似たような人形をたくさん飾っており、このアンティーク人形も彼女のコレクションの仲間入りをします。
ある晩、お隣さんから、人が襲われているような音を聞きます。そして、お隣さんを襲った犯人はミアたちの家にも侵入します。男女のカップルでしたが、女の方は、あのアンティーク人形を手にしています。警察も駆けつけ、何とか、ミアも旦那さんも助かりますが、女の犯人は、あの人形を抱きしめたまま自殺を図ります。その時、彼女の血が人形の中に入っていき、、、。
この女の犯人は、長い間行方不明だったお隣さんの娘さんだったんです。
悪魔崇拝のカルト集団に入信し、自分の親を殺してしまったんです。
幽霊より怖いのはやっぱり人間?悪魔?
ここまでが、映画のオープニングです。最初からなかなか怖かったです、、、。アメリカに住んだことがある私からすると、不審者の侵入というのはさほど珍しいことではないと思っているので、このカルト集団カップルが家に侵入して夫婦を襲うシーンは、幽霊よりも何百倍も怖かったです~。この映画の場合は悪魔の仕業かもしれないですが、昨今のニュースを見ても、やっぱり人間が一番怖いです。
ジョンとミア夫婦がこの語どんな恐怖体験をするのかは、ぜひ、映画を見てみてください!
「行方不明」って英語でなんて言う?
”この女の犯人は、長い間行方不明だったお隣さんの娘さんだったんです。”
を英訳すると、
"This female criminal is a daughter of the neighbor who thought she had been missing."
「行方不明」はmissing
日本よりも断然行方不明者が多いと言われているアメリカ。
そんなアメリカの映画ではよくこの"missing"という言葉と一緒に、行方不明者の顔写真が出てきますね。
missには「恋しく思う」と言う意味もありますが、ingを付けたmissingにはこんな切ない意味もあるんですね。