映画を英語でレビュー#18 死ぬまでにしたい10のこと My Life Without Me (2003)
このシリーズでは映画のレビューから、一文を英訳して、使える表現を紹介したいと思います。
生きるとはどういうことか
主人公のアンは、23歳で、失業中の夫と、幼い娘2人と一緒にトレーラーハウスで暮らしています。学校の清掃員の仕事をしながら、家族を支えています。夫が失業中なので、夫婦仲が悪いのかと思ったら、夫婦仲はよく、子供たちにも愛情たっぷりです。アメリカ映画を見ていると、トレーラーハウスに住んでいる家族は、結構荒んでいる描かれ方をしている印象があったので、この映画の家族を見て、すごく心が温まりました。
ある日、アンは、腹痛で病院に運ばれます。検査の結果、彼女は癌を患っていて、余命2か月と宣告されます。今まで家族のためにひたすら仕事と家事、育児をこなしてきた彼女は、この時、自分と向き合います。そして、死を受け入れ、死ぬまでにしたいことをリストにします。その過程で、彼女はある男性に出会い恋に落ちます。ちなみにその男性を演じているのは、アベンジャーズシリーズでハルクを演じている、マーク・ラファロです。
最初は、夫以外の男性との関係に興味を持っている程度だったのですが、2人は真剣に恋に落ちます。一方で、夫のことも愛している。この複雑な状況を、この映画はとても丁寧に描いていると思います。
残される子供たち
アンは、子供たちのために、誕生日メッセージを録音し始めます。18歳の誕生日まで毎年分録音します。このシーンは、昔見た「マイ・ライフ」を思い出させました。この映画もすごく感動するので、ぜひ見てほしいですね。
アンは、隣に引っ越してきた女性と話をします。彼女はとても人当たりがよく、娘たちも彼女に懐いていました。また、アンの夫もその女性と相性がいいのか、とても楽しそうに話をしています。具合が悪く横になっているアンは、その女性と自分の家族が楽しそうにしている声を聴いて微笑んでいました。アンのその笑顔はこの映画で一番美しく、また切ないシーンでした。
同じくらいの歳の娘がいるので、涙なしでは見られませんでした。
残された家族のために何ができるのか?
私は何がしたいのか?
自分と向き合うきっかけにもなる映画だなと思いました。
「思い出させる」は英語で?
”このシーンは、昔見た「マイ・ライフ」を思い出させました。”
を英訳すると、
"This scene reminds me of "My Life", a movie that I saw long time ago."
となります。
「AにB思い出させる」は
remind A of B です。学校でも習う表現ですね。
学校の英語の授業は真面目に受けよう!
英会話では、結構学校で習った熟語をよく使います。この”remind A of B”もテストの常連だった気がします。
よく日本の英語の授業は、実践向きではない!遅れてる!と言われがちですが、決して英語の授業をまじめに受けることは無駄ではないですよ!
当たり前なことを書きましたが、大事なことなので、あえて書きました。
私は、アメリカ留学する前に、金銭的理由で英会話学校に通うことができませんでした。だから、学校の英語の授業を超まじめに受けました。
そして実際留学したら、案外英語が喋れる自分がいて、びっくりしたことを覚えています。
本当に英語の先生たちには感謝しかありません!
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