
私の人生に影響を与えた映画たち ②タイタニック Titanic (1997)
私は映画が好きすぎてアメリカに留学しましたが、そんな私の人生のターニングポイント、または、私を支えてくれた映画を紹介したいと思います。
レオ様に恋をした
監督:ジェームズ・キャメロン James Cameron
主演:レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio
私は、映画雑誌SCREENを定期購読しており、毎月読者アンケート/プレゼント応募のはがきを出しています。そのアンケートでは必ず好きな男優名を書く欄があるのですが、私は、迷わず毎回レオ様の名前を書きます。そんなレオ様に恋をするきっかけになったのがこの映画です。
当時この映画は社会現象になるほど話題の映画で、どのテレビ番組でもこの映画を取り上げていました。その頃には、すでに映画にドはまりしていましたので、私も、前回の記事で紹介した映画好きのいとこ一緒に映画館に見に行きました。私が住んでいたところには、小さな町の映画館があり、いつもはそんなに混まないのですが、「タイタニック」の時は珍しく混んでいました。そのくらいこの映画は話題の映画でした。
船上のロミオとジュリエット
ストーリーは、簡単に言えば”船上のロミオとジュリエット”。豪華客船タイタニックで、ポーカーで運よく乗船チケットを手に入れた貧しい絵描きのジャック(レオ様)と令嬢ローズの悲恋の物語。ローズは令嬢ですが、実は家の財産がほとんどなく、そのせいで、望まない相手と政略結婚させられるところだったんです。そこに現れたのが、ジャック。自分の心に正直に自由に生きているジャックにローズは強く惹かれます。また、ジャックも、美しく、芯が強いローズに強く惹かれます。しかし、そんな二人を待ち受けているのは、タイタニック号の悲しい末路。
私はこの映画をきっかけにタイタニック号沈没のことを知りました。歴史について興味を持てるところも映画の素晴らしさですよね。
ケイト・ウィンスレットという女優
また、この映画で私はもう一人の俳優に出会います。それが、イギリスを代表する名優ケイト・ウィンスレット。当時彼女はハリウッド映画という意味では無名に近い女優でしたが、この映画で一気にスターになります。ハリウッドの女優さんたちはモデルのように痩せている方が多いのですが、彼女はどちらかと言うとむっちり体型。私が当時読んでいた映画雑誌でも、よく彼女の体型をからかうような内容の記事を読みましたしが、私には、彼女はとても強く美しい女性に見えました(そう、まさにローズのように)。
この映画でアカデミー賞にもノミネートされ、一気に世界的知名度を上げた彼女ですが、その後彼女は低予算の規模の小さい映画に出ます。そして着実に映画俳優としての実力をつけた彼女のその後の活躍ぶりは、素晴らしいものです。アカデミー賞には何度もノミネートされ、「愛を読むひと」でついに主演女優賞を受賞しました。
アメリカに留学したときに知りましたが、やはりアメリカでも「タイタニック」公開時は、彼女の体型はよくジョークのネタにされていたそうです。そンなジョークにも負けず、着実に女優としてのキャリアを築いていった彼女を私は尊敬していますし、彼女は私の一番好きな女優です!
留学を考えるきっかけの映画
この映画ですっかりレオ様とケイト・ウィンスレットに惚れてしまった私は、いよいよ留学について真剣に考えるようになりました。当時私はまだ小学生でしたが、すでに始めていた英語の勉強にますます力が入り、いつかレオ様に会うことを夢見て、どうすればいいのかを毎日考えるようになりました。
本当に映画って素晴らしいですね。