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プロトタイプ開発の経過共有ミーティング03@京都工芸繊維大学-櫛研究室

ここでは、2021年7月にUCI Lab.合同会社と京都工芸繊維大学 櫛研究室の共同研究として開始した「避難所の衛生ストレス解決」プロジェクトの活動風景をいち早くリポートしていきます。

「避難所の衛生ストレス」とは?
→「避難所の衛生ストレス解決」プロジェクト公式サイト

2022年5月13日(金)

3回目となる「プロトタイプ開発経過共有ミーティング」が京都工芸繊維大学-櫛研究室にて実施されました。1ヶ月半ほど前にも行われた同ミーティングでは、さまざまなコメントや改善アイディアで盛り上がりましたが、今回はそれらを踏襲したデザインに改善されるとともに、まだ形状だけのモックアップに過ぎなかったプロトタイプデザインにも、ファンやモーター、ポンプなどが実装され、電源供給で実際に駆動するなど、具体的な機能が明確になったプロトタイプデザインのお披露目となりました。

今回もパナソニックの技術開発の方に同席いただくとともに、パナソニック彦根工場にもオンラインで中継し、関係者に向けてプロトタイプデザインをプレゼンテーションした。

「避難時の生活における衛生ストレス」の解決を目的にデザインが進められている3つのプロトタイプデザインは、主には「空気」と「水」に関係するソリューションとして開発がすすめられており、そこにパナソニックの「ナノイーX」や「オゾンウォーター」といったクリーンテクノロジーが実装されています。

クリーンテクノロジーのひとつである「オゾンウォーター」の技術を使ったプロトタイプデザインを説明するデザイン担当の学生。
前回は形状のみのデザインだったが、今回はオゾンウォーターデバイスとポンプと制御基盤を実装し電力供給で実際に稼働。パナソニック技術開発の方も興味深く真剣な眼差でみつめる。
技術面における現状での懸念点やその解決に向けた方法など、
さらに次のステップに進むためのヒントをもらう。
2つめのプロトタイプデザインは「ナノイーX」の技術を用いたプロダクト。
ユニークなポイントは、普段は一般的な家電として機能しながら、非常時には別の使い方で
新しいソリューションをもたらす点。
汎用性の高さも今回のデザインにおいて重要なポイントのひとつ。
創意工夫によってその用途を拡張させることができる。(写真は、ちょっとした工夫でさらに効果的に使えることを説明している様子)
加えて、目的を絞った「専用設計」バージョンのプロトタイプデザインも披露。
専用ゆえに、わかりやすく使いやすい。

前回は形状のデザインだけだったものが、ファンやモーター、そして「ナノイーX」が実装され、スイッチオンと同時に稼働すると、関係者一同から「おおっ!」と声が上がりました。

3つ目のプロトタイプデザイン。こちらも「ナノイーX」を用いた「空気」に関係するプロダクト。
さまざまな別の機器類とフレキシブルに組み合わせることでその真価を発揮する。
現地にあるものを利用してソリューションをもたらすというユニークなコンセプト。

プロダクトとして実際に稼働するところまで進んできた3つのプロトタイプデザイン。もちろん、細かな箇所での改善、進化のためにまだまだ開発は進んでいきますが、同時にいよいよ効果実測試験にも入ります。さまざまなインタビューや現場視察を経て、自由な発想のもと生まれたこれらプロトタイプデザインが期待する効果を発揮できるのか?その結果はまた近日中にご報告させていただきます。

これからも「活動リポート」と題して、いち早く本プロジェクトの活動風景をみなさんにお届けしてまいります。

http://www.ucilab.yrk.co.jp/shelter-project/


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