銀座線-01-あかりんという、もう一人の書き手
今夜のお話は、渋谷から一駅。
はじめまして、私はまゆと言います。
今夜はメトロ一駅分歩きたいな。そんな夜のOLのつぶやきをnoteにしてみました。
このnoteにはもっと色んな思いがあるんだけれど、まずは私たちの紹介をさせてください。
***
渋谷から表参道までは、電車では1分なのに歩くと20分ほどかかる。
雑多な喧騒を抜けて、大通り沿いを少しずつ華やかな街に入り込んでいく。
これからの季節、渋谷は年末に向けどんどん酔っ払いを増やすし、表参道はイルミネーションに集まるカップルや予備軍を見回す街となる。
あーーあ、
電車に乗ったら漏れなかっただろう声が、途端に真っ暗な道に落ちていく。
毎年淡い思い出を増やしてくれるこの街。冬は、なんだか色んなことを思い出してしまう。
冷えてきた指先をポケットの中にしまい込んで、表参道へとひたすらまっすぐ進む。
あかりんというこのnoteの共同運営者のことを考えている。
そう、私だけじゃなくて、このnoteはふたりで始めたものなのだ。
簡単に言えば今日は彼女の紹介なのだけれど、実は私はあかりんと会ったことが一度しかない。
驚かれると思う。
なかなか、一度しか会ったことのない人となんかわくわくすることしたいよねと意気投合することってないと思うし、ましてや一緒にnoteをやろうってなることも珍しいと思う。
それでも始めた。
そしてその勢いは、私たちらしいな、となんとなく思える。
話したことはたくさんある。
互いの恋愛の話をだらだらとすることも、仕事の話をすることも。
私たちの出会いは数年前。旅好きな人が集まる社会人サークルみたいな集まりに、当時お互いに学生だった私たちは所属していた。
共通の友人も多くて、実は私はあかりんよりも別の人と会った時間の方が長い。
じゃあそれでなんで今こうなったのかって話だよね。
noteを始めようと最初に言ったのはあかりんで、でも聞いた瞬間に自分がずっとそう思っていたかのようにしっくりきた。
それから、よしやろうと決まるまでは一瞬だった。
きっと私たちがすごく似ていて、すごく違うからじゃないかなと思う。
いやもしかしたら、とても違って、とても似ているのかもしれない。
いずれにしろ、お互いの奥に響き合うものを知っているからこそ、共鳴させたときに何が起きるか楽しみ、そんな感じ。
あかりんも私も、日常や自分自身への感度に対してよく考える方だと思う。
感覚を大事にしたいと、きっと彼女は思ってる。
私がそこで得たものをゆっくり言葉としてほどいているとき、あかりんはインスピレーションを得て駆け出していることも多い。
そういうとき私は、あかりんの衝動や、エネルギーを感じていたく感動してしまう。
右手の指先から入ってきたものが左手の指先に流れ着くころには、彼女からは音が、色が、リズムや身体の揺れがほとばしって生まれている。
イラストも歌もヨガも文章も、自分の感じたことに身を任せて流れるかのように生まれる、素直さに満ちている。
彼女の命へのまっすぐなエネルギーは、この東京の街のOLが持ち合わせているのが奇跡に近いほど、尊いと感じる。
だってそうじゃないかな。
この無関心な街の中で、命やこころと真正面から向き合うって、楽じゃない。ゆっくりと麻痺させた方が、楽しく生きられるときだってあるのに。
だから私は、彼女に嫉妬するときがある。
自分が雑踏の中で少なからず失った感動や、斜めに見て生きていた出来事を、彼女が美しいものとして取り上げているとき。
私はそれに気づけたかな、と考えてはちょっとムキになりそうになる。
そのくらい彼女がまっすぐ美しいというものは本当に美しいし、「いい」というものは幸福に満ちて見えるから。
これからのnoteでは、こころを解放したり、自分の声を聴くことが得意な彼女がどんな表現をするのかを楽しみにしている。
こうやって一駅歩く間に、どんなことを感じて考えているんだろう。私も彼女のファンで、一読者なんだよな、悔しいけど。
そして彼女の感性に刺激され、私は私の言葉を産んでいく。
***
これは私たちの交換日記でもあるし、ラブレターでもあるし、ちょっとかけたい電話でも、ひとりだけの頭の中でもあります。
自由な私たちが、書きたいときに不定期に紡ぐお話です。
きっと気ままな私たちだけれど、25歳の東京OLふたりのnoteを楽しんでいただけたら嬉しいです。
スキやフォローをいただけたらあかりんと喜びます。
ではまた、次のnoteでお会いしましょう。
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Written by まゆ
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