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興味があり、楽しいことが大切

おはようございます。
hitomiです。

さて、認知症について、第2弾ということで、今日は、【記憶力】についてです。

認知症の症状として、【記憶力の低下】があります。

覚えていたことがなかなか思い出せなかったり、記憶する事自体が難しかったりします。

『思い出せない』時には、少しサポートをすると(ヒントを言葉や視覚的に出します)思い出すこともあります。
病院や施設で、トイレや部屋の出入り口付近に、イラストなどが貼ってあるのは、場所を見つけやすくするためです。

そして、『記憶すること自体が難しい』時には、脳トレをしたり、体を動かしたりと、工夫をしながら、脳に刺激を与えます。
在宅でも施設でも、頭の体操だからと、色々なものが提供されています。
しかし!脳トレが嫌いな人や体を動かすのが嫌な人など、本人が嫌な事を「頭の体操だから」と、提供している人がいます。(家族やスタッフ)
※繰り返しやることで、覚える時もありますので、嫌のことでも繰り返しすれば、覚えるということはあります。

しかし、前回の投稿でも、少し触れましたが、「記憶=感情」です。
【記憶を司る部分(海馬)の近く、感情を司る部分(扁桃体)があります】
なので、新しいことを記憶しようと思った時には、扁桃体を刺激すると、記憶しやすくなります。

例えば、勉強の場合、教えてくれる先生が楽しかったり、自分がとても興味がある教科は、それほど苦しむことなく、スイスイ覚えれたのではないでしょうか?
逆に、先生が嫌いで、自分もそれほど興味がない教科は、覚えれないし、授業を受けるのも苦痛ではなかったですか?

なので、何でも繰り返しすることで、記憶力がつくとか、頭の体操だといって、本人が嫌いなことを提供するのは、逆に、脳トレ自体を拒否したり、提供している人(家族やスタッフ)を、嫌な感情を持ったまま記憶する可能性が高くなります。
そうなると、他のことにも支障が出てくことも・・・。

じゃあ、どうするのか?
本人は、何をするのが好きなのか?を考えてください。
若いことに何をしていたのか?今、何をしている時に楽しそうにしているのか?
計算が好きな人は、計算をしたらいいんです。
字を書くことが好きな人は、字を書いたらいいんです。
パズルが好きな人は、パズルをしたらいいです。
歌を歌うことが好きな人は、歌を歌ったりいいんです。
裁縫が好きな人は、裁縫をしたらいいんです。
嫌な事をするより、楽しみながらする方が、いいです。
なぜ、それをするのかという、目的を持つ必要はありますが・・・。

とはいえ、それだけでは・・・。という時もあるかもしれません。
そんな時は、一緒に楽しむことをお勧めします。
なかなか、時間がとれないかもしれません。だけど、一緒にやっている相手(あなた)が楽しそうにしていると、その気持ちが伝染しますから、もしかしたら、一緒に取り組んでくれるかもしれません。

あなたもありませんか?人が楽しそうにしていると、やってみようかな~って思ったこと。そして、それを始めたこと。

要は、楽しむ。興味を持つ。ということが、大切なのかなと思っています。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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