ジャパンのオタクが推し漫画家のサイン欲しさにフランスへ行った話➀(準備編)
まえがき
このnoteを開いてくださりありがとうございます。今年の7月13日から17日の5日間を使い、パリのJAPAN EXPOに行ってきました。目的はTony Valente先生のサイン会。先生の「RADIANT」をアニメで知り(Eテレでやっていたのでご存じの方がいらっしゃるかも)、原作を読んでファンになった新参のオタクですが今年原作10周年だそうで。サイン欲しくてね。
渡航前に情報を調べたときにJAPAN EXPOについての記事はありましたがサイン会行ってきた!のようなものはなかったので備忘録を兼ねてこのレポを書きます。3つに分ける長さですが最後まで読んでいただけましたら幸いです。
登場人物紹介
私/ヒトデ
一介のムササビにしてラディアンのオタク。ドラグノフ隊長が好き。
ラディアン
フランスのAnkama Editionsから出版されている少年漫画。とても面白い。
日本語版は飛鳥新社/ユーロマンガから出版されている。
Tony Valente(トニー・ヴァレント)先生
ラディアンの創造神。すごい人。
ドラグノフ隊長
ラディアンのキャラクター。とても顔が良い。
推し歴とか遠征の経緯とか
2019年ごろ再放送のアニメを知り、原作を読んだのが2020年の冬。面白い!と楽しんでいたら13巻のドラグノフ隊長にドハマりしてずぶずぶと沼へ。本題ではないので作品の説明は布教(ちょっと古い)を貼って割愛しますがそれから大ファンです。
昨年の夏、タイムラインに流れてくるJAPAN EXPOのサイン会の話をいいなあと眺めていたら2023年が10周年ということを知りまして。夏休みの帰省時に母に「行きたいけど無理よねぇ」と話したら「今から貯金すれば?」とのこと。
旅行の予算を調べたところ無理ではないかもと貯金をスタート。ローリング=スシ・レストランでアルバイトしていたのでお金はそこから。地方の賃金なんてそんな高くないんだ(不満)。
そんなこんなで費用面は解決してあとは日程。徳の不足を心配したけど実習講義がエキスポ開催日を避けてくれて旅行無理ではなく。本当は水曜夜から月曜で渡航したかったけど残念ながら木曜日は午前午後講義でした。5日間とはいえ行けてしまうことになったのです。
準備編
さて、木曜深夜発月曜夜帰国5日間!と決定したもののそんな都合の良いツアーはなく個人旅行に。ガイドブックを手に入れて手配したものはここらへん。あてにはならないので遠征を計画する際にはちゃんとした観光ガイドの情報を参考にしてください。
ガイドブック
地球の歩き方「パリ&近郊の町 2023年~2024年版」
海外旅行といえば「地球の歩き方」の憧れから。旅行に必要な知識や治安情報を手に入れるのに便利。
現地では別冊のメトロ路線図に助けられた。日本語読みがついてるの超便利。
申請書類
パスポート
申請書、戸籍謄本の写し、写真、身分証が必要(人によって異なるので外務省のサイトを参照)。申請書はダウンロードしてあらかじめ記入したものを持ち込むと早い。戸籍謄本の写しはマイナンバーカードでコンビニ受け取りできる。
戸籍謄本のコンビニ受け取り手続きには数日かかる。準備は早めに。
パスポートは何もなければ1週間で発行できるけど余裕を持って。
ビザの確認
外務省のサイトで確認する。目的地(フランス)、経由地(UAE)共に不要(2023年7月)のため手配しなかった。
旅レジの登録
外務省のサイトから登録する。滞在場所の住所がいるかと思っていたけど必要ない。忘れず登録する。
所属組織の渡航届
組織の決まりに従って密航しないように必要があれば提出しよう。
ワクチンの接種証明書
このときには既に証明書は不要だったので手配はなし。3回接種済みではある。
交通手段・ホテルの予約
航空券
ホテル
旅行保険
航空券、ホテルはSkyscannerで最安値のサイトを検索して手配した。フライトはSurprice!(HIS) 、ホテルはエクスペディア。旅行保険はHISのWEBセット保険を同時に手配できた。決済に使ったクレジットカードは航空券の支払いを条件に保険が付帯していたけど不安なので。航空券、ホテルの手配には旅券番号を求められることがあるのでパスポートを早めに手配するべき。学んだ。
ホテルはお値段と地図、治安情報とにらめっこしながらGare du Nordから歩ける距離、メトロPoissonniere駅近くに予約。RER B線とGare du Nordは「地球の歩き方」から治安が心配だったけど、幸運なことに犯罪には巻き込まれなかった。
JAPAN EXPOに行くのにRER B線の駅の近くにしたのは正解だったと思う。会場まではバスもあるみたいだけどどこから出ているかはわからない。でもエッフェル塔はちょっと遠かった。
空港までの交通手段(国内)
高速バスとか空港特急とか。空港に行くためのバスや電車の予約が必要な人は忘れないように。
ラウンジの予約
本来予約したかったCDG午後発のエコノミーが満席だったので午前発の便に。ドバイで7時間の待ち時間が発生した。必要があれば手配しよう。VELTRAを使った。
通信関係
レンタルWi-Fi
翻訳機
変換プラグ・変圧器
GLOBAL WiFiと契約。4G 600MB/日のプラン+トランジットオプション。通信制限はかからなかったけど乗り継ぎの空港はフリーWi-Fiを使っていたのでプランを追加しなくてもよかったかもしれない。
英語もフランス語も話せないのでポケトークをレンタル(無料)した。ただ、翻訳のために発声する必要があるのがちょっと不便。結局はスマホのGoogle翻訳が一番早い。防犯的には良くないかもだけどスマホショルダーは便利。
タイプC変換プラグを100均、電気屋さんと探し回って見つけられず。空港で買うしかないのでは⁉と。出発当日にプランを見たらWi-Fiのレンタルセットに含まれてた。契約内容はよく見ようね。
変圧器は持って行っていない。ドライヤーなど必要かもしれないものは各自で調べてほしい。
お金のこと
現地通貨
他にレートのいい場所があるかもだけど地銀で交換(地方だからね)。100€と200€のパックどちらにするべきか……? JAPAN EXPO公式ページを見るとグッズ購入には現金が要りそう!
200€交換。とても円安だったので財布が痛い。
結果、Ankamaの物販はカードが使えた。ラディアンが目当てなら多額の現金は必要なさそう(他の出版社さん、OTOTO Mangaの物販でもカードOKだった)。
会場では2€硬貨で回すガシャポンもあった。現金の出番はある。私は参加していないので企業以外の小さなブースや体験でカードが使えるかは分からない。
参考までにAnkama Editions のオンラインショップで使えるカードはCarte Bleue、Mastercard、VISAです(私のはVISA、使える)。物販はどうか分からないけど手持ちのカードに注意したほうがいいかも。
クレジットカードの上限の変更
学生向けの限度額の小さいカードの場合必須。引き落とし日に注意!(私は仕組みを誤解していて直前までホテルが予約できなかった。)
チケットのこと
JAPAN EXPOのチケット
フランス語か英語のサイトで予約できます。日本語のサイトにチケットの案内はないので注意。
通常の1日券、ファストパスは再入場無し。普通の1日券を買ったよ。
会場でチケットのQRコードを見せて入場する。A4に印刷して持参したけどスマホ上にコードを表示して入場する人がほとんどみたい(アプリもある?) 。他にパスポートが必要。
衣装のこと
Ankama Editionsのサイン会は無料で先着順。ブースに行きチケットを受け取って指定の時間を待とう。ただし、Tony Valent先生は人気者なのでチケットは最終日以外抽選、先着。確実に手に入れるためにはRADIANTキャラクターのコスプレが必要(下記ツイート参照)。もちろん希望者が定員になればチケットの配布は終了する。
だから縁のなかったコスプレ情報を調べて手芸屋さんへ行き、6巻表紙の衣装を作りました。日本から行くのにサインもらえないと悲しいもんね.。ウイッグとカラコンと化粧品も買った。実はブーツが完成しなくて(旅行準備期間中に課題と部活とバイトに追われていた)衣装を着用するか迷ったけど、結局持っていきました。もったいないから...…。
日本のコスプレイベント、会場についてから着替えるということは承知していたので私はそうしたけど電車の時点で着替えている人はちらほら見かけた。実際どうなんだろう。一般(ステージに出ない人)向けの更衣室もホームページ曰くあるみたい。探し方が悪いのか会場で見つけることができなかった(入場前と会場で探しました)。
チェックルームで聞いたら近くのお手洗いで着替えてとのこと。そこで着替えている人もいた。時間帯によると思うけどそこまで混んではなかった。
チケットの種類は、サイン会に参加し会場を歩くだけなら届け出なく通常の券で大丈夫だと思います。サイトとTwitterを調べまわったけれど確認できなかった(だからこの点に詳しい方がいらっしゃれば教えていただきたいです)。
もちろん衣装には規定があるので一度確認してほしい。