ついたち、ふつか、みっか。
我が家には『2024シルバニアファミリーカレンダー』がある。今の時期は多分もう売ってないかな。ここのブログで紹介されてるやつ。
可愛いシルバニアたちの『絵さがし』付き大判カレンダー。絵さがしの難易度はだいぶ低いが、シルバニア+絵さがしのタッグを用意することで喜ばぬ娘はいなかった(我が家調べ)。結局カレンダーとしてではなく、絵さがしブックとして愛用させてもらっている。
で、最近『寝る前に読む本』の一種としてこれをリクエストされて。いつものように「クレムちゃんどーこだ」とかやる中で、ふと娘が「フェネックの赤ちゃんの誕生日が10月?」とか言い出した。
あぁ、フェネックの双子ちゃんたちの誕生日が1月10日だね。このページは1月、これは10日。
……と教えてみて、ふと気づく。
娘は「いち、にい、さん……」と数字を読み上げるのはもうだいぶできる。2桁後半もなんとなくいけるくらい読める(まだ怪しいとこが多いけど)。「いっぽん、にほん」とか「いっぴき、にひき」とか『種類による数え方の違い』はまだあまりちゃんと教えられてないけど、まぁこちらが読み上げたものは理解できるはずだ。
しかしだ。
『ついたち』……?
『とうか』……???
この特殊な読み方は、いきなり言われてもわからんやつでは……?????
良い機会なので、読み上げてみることにする。
ついたち、ふつか、みっか、よっか、いつか、むいか、なのか、ようか、ここのか、とうか……
私「(やや声色を変えて)じゅういちにち」
娘「えっ?ww」
ウケた。
ずっと「〇〇か」って言ってたのに、急に読み方が変わるの意味わからんよな。娘も「ズコーッ」ってなる。こういうのは緩急つけて楽しむのが良い。じゅうはちにち、じゅうくにち……
私「はつか」
娘「はつかぁ???www」
掴みはバッチリだ、良いぞ。
そんなのを、この3日ほど続けてみた。
たまに娘にも振ってみる。
私「つい……?」
娘「……か?」
そうだな、前半は『〇〇か』シリーズだもんな。ごめんね、これは『ついたち』なんだ。難しいねぇ。でも傾向を理解してて偉いぞ。
そもそもなんで『ついたち』だけイレギュラーオブイレギュラーなんだ?と思って由来を検索してみたところ、どうやら『つきたち』から来るものらしい。太陰暦で月の満ち欠けから区切りをつけてたから、その最初の日は『月立ち』ってわけだ。ほーん。
『ようか』は『やか』→『やうか』→『ようか』とか、『はつか』は『ふたつ・とお』が詰まって『ふつ』→『はた/はつ』になるから20の意味だとか、そもそも『いち、に、さん』が外来語であり『ひい、ふう、みい』や『(〇〇日、の意味の)か』が和語なんだとか、調べると色々出てくる。おもろ。
あっいけね、流れで「(に)じゅうよんにち」って娘に読んじゃった、「(に)じゅうよっか」だな。うっかり。後で訂正しなきゃ。
そんで30日の特殊な読み方は特にないなって思ってたら『みそか』なのか。大晦日にしか使わないけど、そっかーーーなるほどなぁ。これは大晦日という日を教える時に「20日をはつかって言うじゃん?」みたいなとこから教えると理解しやすそうね。
3日間読んで、昨晩は娘から「はつかだけ娘ちゃんが読む!」と息巻かれた。おっいいぞ、なんか覚えてきたな?
私「じゅうはちにち、じゅうくにち……」
娘「……はつ!」
惜しい。由来的にだいぶ正解だけど、惜しい。
私「その次は?」
娘「にじゅうにちいちにち」
多い、今度は多い。
でも良いペースだ。
せっかくなので、1日から「できる?」と振ってみた。
「ついたち」
おぉ。
「ふつか」
「むいか」
飛んだなぁ。ここはみっか。
「よっか」
「いつか」
「……(考)」
ここがむいか。次は?
「なのか」
「はちか」
ようか。
「いつのか」
いつのか……!(可愛い!)
ここのかっていうんだよ。気持ちはわかる。
「とうか」
おぉー。
「えっ、じゅういちにちぃ?!あれぇ?!」
ニヤニヤふざけとる。笑
いやでも流石幼児、吸収が早い。
こうやって一緒にふざけながら楽しく覚えるくらいが丁度いいんだろうな。またカレンダーを開いた時にでもやってみることにしよか。
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