「仕組み化」をしたいという経営者は多いと思います。 が、今回は、「いかに良い仕組みを作っても、それだけではうまくいかないよ」というお話をします。 仕組み化とは?ここでいう仕組みとは、 「誰がやっても同じような成果を出すことができ、属人化せず会社が回るシステム」 というようなニュアンスだとお考えください。 分かりやすいところだと、マクドナルドは完璧な仕組み化ができており、高校生のアルバイトでも、均一の品質の接客や商品作りができます。 私も自分の会社は仕組み化しており
CS(顧客満足度)と、ES(従業員満足度)、どちらを優先すべきでしょうか。 私も以前は非常に悩みましたが、今は明確な答えがあります。 ESを優先させるべき私の考えでは、優先すべきはESです。 理由はシンプルで、「自分が満たされていないのに、他者を満たすことはできない」からです。 正確には、短期的には可能でも、長期的には必ず破綻するからです。 「お客様満足度を高めよう!」とはっぱをかけられ、自分達が疲弊しながらなんとか頑張れば、一定期間はCSを高めることはできるでしょ
それは、経営者であるあなたに魅力が無いからです。 残酷な真実ですが。 率先して動かない従業員多くの経営者は、「うちの従業員は言われたことしかしない。もっと率先して動いてほしい」 と愚痴ります。 なんなら、言われたことすらしない従業員も多いでしょう。 それに、「言われたことをやる」と言っても、決して前向きにやっているわけではありません。 やらないと怒られるとか、指摘されるから嫌々やるのです。 しかし、対照的に、自分から率先して問題や課題を見つけ、自ら動く従業員がい
「誰が給料払ってると思ってるんだ」 ある社長が言っていました。 従業員の働きが悪かったのか、言動が気にくわなかったのか、ケースバイケースでしょうけれど、このように考えている経営者は多いです。 この考え方は色々ヤバイです。 金を払う人が偉いという思想まず、こういう言動をする人は、「給料を払う立場である自分のほうが偉い」という考えをしています。 給料払ってやるんだからもっと働け、逆らうな、ということです。 これは明らかに間違っていまして、そもそも労使というのは、対等な
私は、働く人々が皆「仕事が楽しい」と思えるような社会になって欲しいと考えています。 今まで色々な会社を見てきましたが、辛そう、楽しくなさそうに働いている人が多かったからです。 ただ、「楽しい」という意味を明確にしないと認識のずれが生じますので、まず「楽しい」とはどういう状況なのかの定義をします。 仕事が楽しいとは?それでは、そもそも「仕事が楽しい」とはどういう状況なのでしょうか? 結論としては、「それは人それぞれ」と言わざるを得ません。 当然、人によって生活の環境も
ビジネスマンはホウレンソウが大事、というのは、よくご存じかと思います。 ただ、この「ホウレンソウ」、一般的には「部下から上司に対して行う義務」としてとらえられがちですが、本来はそういう意味ではありません。 ホウレンソウの本来の意味もともとこのホウレンソウという言葉は、山種証券株式会社の社長だった山崎富治氏が提唱したもので、「部下から報告・連絡・相談をしやすいような社風の会社が強くなる」という意味です。 「部下の努力義務」ではなく、風通しの良い社風を作りなさい、という、経
人を育てる立場にある人にとっては、非常に悩ましいテーマだと思います。 私も、かつては非常に悩みました。 厳しくすれば疲弊して続かないし、優しくすればなかなか成長しないし・・ どっちがいいんじゃい!と。 今は、自分としての結論は出ています。 褒めるか叱るか、という問題ではない私の考えでは、重要なのは褒めるとか叱るとか表面的な行動の問題ではなく、重要なのは「信頼関係」です。 前提として、「褒めて伸ばす」という方針だとしても、「何をしても褒め続ける」なんてことは無いわけ
はじめまして。 簡単に自己紹介をします。 私は現在は従業員、外部スタッフ合わせて8名程度の零細企業の経営者です。 私は、会社では、ほとんど働いていません。 ほとんど全ての仕事が仕組み化され、私がいなくてもスタッフが日々の業務をこなしてくれています。 特筆すべきは、日々のルーチン業務のみならず、「業務改善」のような仕事も、スタッフが自分達で行ってくれている、ということです。 ※「こういう方向で改善したい」という要望は私から出すこともありますが、その場合でも具体的なア