遠い世界に
ライオンには毎日通ってくださるご老人がいます。近所のうなぎ屋さんの方です。今年の二月から身体の調子が悪くて、お店を休まれています。一人暮らしで、毎日なじみの喫茶店に行くのが唯一の生きがいのようです。そこで知り合った方々をライオンに連れてこられています。ライオンでは、様々な方々が落ち着ける居場所を探しているように感じています。
うなぎ屋のおじさんの収入はわずかな年金だけです。贅沢をするわけでもなく、特別な趣味もなさそうです。それでも、ライオンに来ることを楽しみにしているようです。私はなんとかおじさんにうなぎ屋を続けていただきたいと思っています。
おじさんが作るうな丼は、自家採取のハチミツを使っていて、とても美味しいです。ライオンにうなぎを料理する場所を作りたいと思っています。屋台でうな丼と蒲焼、うなぎおにぎりを販売できるようにしたいです。