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【世はSNS大航海時代!?】情報過多社会で気をつけたい"確証バイアス"とは

こんにちは、ジンです。
今回は確証バイアスというものに触れていきたいと思います。

【バイアスのない人なんて存在しない】

バイアスとは、ご存知の通りかとは思いますが、”偏見"のことです。
みなさん自分は中立的で偏見なんて持っていないと思っているのではないでしょうか。
(↑これこそ後に解説する確証バイアスの正体でもあります笑)

みなさんの考え方や思考を構築している情報というものは人それぞれ、
100人いたら100通りの情報摂取経路が存在します。

テレビニュースから情報を得る人、毎朝読む新聞、Twitter、Instagram、ニュースアプリ…
これら情報ソースを作る人もその媒体によって様々です。

スマホで毎日のように情報が浴びせられる昨今では、その中から自分に適した
経路からのみ情報を得る方法を無自覚に会得しています。

アプリなどを使う際に、自分の興味のあるカテゴリを選択することで、
媒体側から経路を限定されている場合もあります。

また、SNS経由など自分に適していると思っている情報経路は、自分の見たいものしか見ないという
限定的な経路に狭めているという見方もできます。

つまり、情報が溢れている現代では”バイアス”にとらわれないことは不可能なのです。

では、そうした状況の中で中立的な立場・客観的な視点で物事を見るにはどうすればいいのでしょうか。

【バイアスを受け入れつつも確証バイアスには陥らないこと】

確証バイアスとは、自分の思い込みや願望を強化する情報ばかりに目が行き、そうでない情報は軽視してしまう傾向のことです。
先ほどのように情報経路が多様化している現代において、バイアスのない人なんていません。
それらバイアスのある自分に気づかず、自分だけが摂取した情報基づいた判断が正しいのだ、と思ってしまうことは
確証バイアスに陥っている状態と言えます。
ただの"バイアス"と"確証バイアス"とで決定的に違うのは、情報を制限してしまうかどうかだと考えています。
都合のいい情報などに目がいきがちなことは誰しもあります。ただ、一歩引いてみて一次情報に立ち返ってみる・情報ソースを確かめてみるなど、検証ができている人は、確証バイアスには陥っていません。
目の当たりにしたものをそのまま受け入れ、確かめる習慣がない人は黄色信号です。

特にSNSやニュースアプリなどで情報を摂取している人は気をつけたほうがいいと感じます。
SNSなどでは、フォロー/フォロワーの関係性のアカウント、アプリでは、お気に入りのカテゴリから、情報を摂取することとなりがちです。
このとき、人間は無意識のうちに自分に都合のいい情報や、自分にとって楽しい、と感じる情報からのみ
情報を得ようとしてしまいます。

確証バイアスに陥らないためには、自分はバイアスのかかっている状態だと認識することです。
何かしらの判断をする際に、思考として「絶対正しい、間違いない」と突っ走る前に、
「本当にそうだろうか、間違っているかもしれない」と立ち止まることができる状態になることができれば、
確証バイアスから脱していると言えるでしょう。

もしくは、自分の力で立ち止まることが難しければ、他の人に意見を仰ぐことも有効と言えます。
できれば数人に同じものを見せて意見をもらうのがいいでしょう。
数人に聞けば数通りの異なる意見がもらえるはずです。その中から客観的に良いと言える判断を行うべきです。

【まとめ】

バイアスが確証バイアスに変化すると様々な弊害を生みやすくなります。
意思決定を行う場面においては客観的な観点から判断を下すべきです。
その中で確証バイアスに囚われた状態で判断することは、非常に危険と言えます。
(だれが何を言おうとこれが正しいんだ!という状態ですね)

確証バイアス

この風刺画はあまりにも有名なので皆さんもご存知かと思いますが、一面的な情報を受け入れること、自分で調べないことは情報操作の対象にもなりえると思います。

自分がバイアスにかかっていると気づくのは難しいです。
普段から意見を聞ける人を周りにおいておき、自分が確証バイアスに陥らない環境を構築することで
客観的な判断、意思決定を行なっていきたいものです。(戒めも含めて笑)

以上です

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