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kintoneSIGNPOST:kintoneエコシステム/システム化のコンセプト

※収録時の音声を「音声入力機能」を使って文字起こししています。多少整えていますが、「話し言葉」であることをご了承ください。

にこさんの今思っていること、略して「イマオモ」
ども、にこさんです。この番組では私自身が見聞き経験してきたことをベースにした、ちょっとした生活や仕事の工夫ハックみたいなものを話したり、これから行ってきたい!だったり、興味持ったりしていることを、とりとめもなく思うままに話していきます。

26日目。1月26日の収録です。いつも聞いていただきまして本当にありがとうございます。

今回はkintoneSIGNPOSTから、「kintoneエコシステム」「システム化のコンセプト」について触れていきます。

まず最初にお話ししていくのは「kintoneエコシステム」です。
・kintoneを様々な要素を含んだエコシステムと捉えれば、さらに可能性が広がる。
・kintoneを使った業務改善を自社のリソースだけで実現できるか考えている。
・業務改善に関わる全ての要素を現場だけで実現しようとすると、スキルや時間が足りず業務改善が頓挫してしまう。
・kintoneをそれ単体ではなく、プラグインや連携サービス・構築パートナー・人材育成サービスなどを含めた【kintoneエコシステム】と捉える。

kintoneエコシステムと言うメッセージを捉えていくと、どうしても気になってしまうのが「システムの置換」「リニューアル」「移行」というものです。kintoneを使い始めたいけど、今の業務をそこに「そのまま」うまく当てはめたいんです・・・って言うお話をよくいただきますが、大体皆さん使っているのはExcelです。ちょっと今のExcelの使い方だと不便で、どうにかしたいという相談が多いです。まず出てくるのは、「Excelを辞めたい」という、ゼロイチの話が出てきます。でも今までその業務を作ってくれたのは、曲がりなりにもそのExcelなわけで、なかなか置き換えが一筋縄では行かなかったりします。置き換えようとしたときに「Excelだったらできたのに・・・」ということも言われます。そうなると、いわゆる「Excel最強説」が勃発し、結果的に置き換えられない(仕組みが変わらない)ままで、やりたかった業務改善が進まないことも多いのではないでしょうか。

ゼロイチで考えるから難しくなるのであれば、考え方を変えていくのが良いと思っています。kintoneはあくまで「1つの手段」とお伝えしています。仕組み化を実現して業務改善をして、自分たちが本来やりたいことに注力する、、、そのための手段としてツールが存在します。改善した後に残るものがどんな形であろうと、使う人たちが気持ちよく使うことができ、持続可能な仕組みに改善されるのであれば、どのようなツールでも歓迎です。たとえ小さな1歩であったとしても、それができたと言う成功体験を積み重ねていくことで、中長期的に見ても良い形になる思っています。

そこで「使い方がわからない」「kintoneって何なのかもっと知りたい」と言ったときには、学ぶための「クラウドユニバーシティー」という仕組みもあったり、非営利セクターの方々にはチーム応援カフェや導入相談カフェという、サイボウズさんやパートナーベンダーさんがやっているので、ぜひ活用いただきたいと思います。自分たちが実際に触ってみて、理解を深めることによって、kintoneを円の中心と考えたり、円を構成する一部と考えながら、様々なものと繋がったり、取り巻くもの同士をうまくつないで広げていったものが、kintoneエコシステムになるのだと思っています。

あくまで1つの手段としてある「単体」で見るのではなく、その周りツール同士を繋げたり、理解を深めるために自分たちで学んだり、さらに活用してもらえるための構築パートナーと一緒に進める・・・というアイデアもあっていいんじゃないかなと思っております。

続いては「システム化のコンセプト」です。
・コンセプトが決まれば、目指すべき方向が明確になり迷わない。
・kintoneを使ってたくさんの業務改善要望を実現しようとしている。
・業務改善の要望を全て実現しようとするとプロジェクトが立ち行かなくなる危険性がある
・システム化のコンセプトを決めよう。

まずは今目の前のものを改善してみて、それが改善ができると言う経験を積みましょうとお話もしてきましたが、自分の手元で改善を実施できたとするならば、次はその隣の人、その次は半径5メートルの人、やがて自分のチーム、自分の事業部、組織・・・と言うような形でどんどん広げていけると、本当の意味での業務改善になっていくと思います。

じゃあいざ仕組み化する時にどう考えていくかというと、「今回のコンセプトはどうするか」ということを考えていきます。大事なのは「今回の」というところです。「今回はこれで行きます」としたときに、「次回」が待っているわけなんです。業務改善は1回だけでは完結しません。というか、むしろ終わりはないと言った方が良いのかもしれません。その中で、「まず今回何をやるべきか」って言うものを1つ「センターピン」を置くわけです。それが「システム化のコンセプト」と呼ばれるものになるはずです。100個位の問題・課題があったとしても、今回のシステム化でどの課題を解決したいか?と言う議論がされると思います。そうしたときに、いろいろな問題課題を並べたときに、一つを倒す・課題を解決すれば、その後の問題課題もどどどっと倒れる、いわゆる「課題のセンターピン」を狙いすましたシステム化ができると、一番効果が大きいです。課題一つ一つを改善していったとしても、そこにつながりがあることによって、大きな改善の効果を生むといえそうです。取り組む際には、どんな些細なものでもコンセプトを持って、仕組み化や業務改善を進めていけると、より良くなるのではないでしょうか。

前半に話した「kintoneエコシステム」の考え方と、この「システム化のコンセプト」って、非常にリンクすると思います。最終的なゴールや中長期的な目指すものもありますし、短期的や目の前のものを改善していくものに対しても、一つ一つコンセプトを持って仕組み化を取り組んでいくということをクセ付けしていくことによって、いつかすごく大きな業務改善をしていくときや、事業を作っていく時にも、コンセプトを決めるクセができていると、自分たちがまず最初にどういうことやっていくべきか、その積み重ねを経て、将来の目指すものは何か・・・というロードマップを作る能力もおのずとついていくんじゃないでしょうか。私もここからそういった経験を積み重ねて、今何をやるべきか、その先にどういうありたい姿があるかを考えましょう・・・という発言もできるようになりたいと思っています。このシステム化のコンセプトには、常々こだわっていきたいと思っております。

今回は、「kintoneSIGNPOST:kintoneエコシステム/システム化のコンセプト」についてお話をさせていただきました。個人にしても団体にしても、「できる!」のひらめきに出会えるような働きかけをしていきますし、もしこの番組をお聞きになられた方が「おっ?」と思っていただけたのであれば、とても嬉しいです。

それではまたいずれどこかで。ばばーい!



だいぶ音声入力に慣れてきました。色々試したので、音声入力についても話してみようかな。


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