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『ビジネスで使ってみたい英語!: on-brand(~らしい、ブランドイメージに合った)』
会社にとってブランドイメージは大切だよね、というネタはマーケティングの専門家に任せるとして、個人にとってもこれは非常に大切だなぁと最近ますます思うようになりました。
ただし、いっとき流行った自己啓発系「パーソナルブランド」の話ではなくって、です。つまり「仕事をもらうため」「ネットワークを構築するため」という目的ありきで「自分のブランドをプロデュースする」のではなく、むしろその逆。
他人がどう思うかお構いなしに、もっと自分の「好き」や「こだわり」を自由に、勝手に、どんどん追求していくべき。なぜって、そうしないとこれからはヤバくなる。
先日、「デジタル化で私達は陳腐化する」というNoteを投稿しました。(自分含め)なんで同じようなコンテンツをあげる人がこうも多いのか?
これをやれば仕事につながる、売れる、ウケるという情報はウェブに山程流れているがゆえ、気がつけば「成功した誰かの真似」をしてしまうことが多い。
結果、みんな似たりよったりになり陳腐化してしまう。だれかの「スキ」を求めると、「今スキをたくさん集めている誰か」「それを参考にしているその他大勢」と同じになっていく皮肉。
だから、人の意見を無視して、ダサかろうが変だろうが、自分の好きなことを追求していかないと、区別化・差別化できなくなる。そのためには、自分の好きなことでつっぱしっていくしかないんだろう。
そして、その基準は「ずっと続けられるかどうか?」。人の真似で無理しても続かない。自分の内側から「これ、好きだな」「楽しいな」と思わないと、続かないから。
続けられる「好き」は、いずれ「それ、アナタらしいよね」と認められていく。他人から「スキ」か「キライ」の二極化した評価が来るならめっけもの。それぐらいアクが強ければ「スキ」と言ってくれる人はアナタの「ファン」になってくれる。そうなると強い。ほんとに強いと思います。
さて、そういう「~らしい」あるいは会社などの「ブランドイメージにあっている」という表現がOn-brand。
On-brand: to be consistent with, or supportive of a particular brand or public image or identity
Their new packaging is on-brand for the food company as the pale green hues reflects their natural, non-GMO ingredients.
新しいパッケージは、その黄緑の色相がナチュラルでGMOなしの原材料を表現していて、その食品会社のブランドイメージにすごくあっている。
人にも使える表現です。
The flashy pink is not on-brand for you! I thought your style is classy and chic.
その派手なピンクはアナタらしくないね。アタナのスタイルはクラシックでシックだと思っていたんだけど。
さて、アナタがずっと続けてきた「好き」は何ですか?
写真は大手書店Barnes & Nobleの雑誌コーナーで売られていたK-PopとOtakuの専門誌。Otaku USAってすごいよね・・・。