良かれと思ったビジネスアイデアが組織怪獣プライドンに噛まれる #大企業
消されるビジネスアイデア その4(企画、開発部署から掻き消される)
会社組織の中に、将来の新しい事業や商品開発を担当するような専門部署が設置されている大企業で、会社の未来のためになるビジネスアイデアを思い付いた時に、ふとこの記事を思い出してもらえたらうれしいです。
私が提案失敗体験で学んだひとつが、社内にこのような専門部署があった時のコト。別の営業部門に所属している自分からは、あそこは超エリートが集まっていて、きっとみんなビジネススーパーマンなんだと勝手に思い込んでたものです。
実際に学歴やMBAなどの有資格者が担当していたので別格に位置付けていました。
ある時、少し自分なりに煮詰めていたグッドアイデアがあって、企画書は書けても、具体的な事業構築イメージがイマイチ進まないので、初めてだけど専門部署に持ち込んで相談してみようとドアをノックしたのだが、10分も経たないうちに大ごとになってしまう悪い予感がして、一旦逃げるように退席したのを今でも覚えています。
後で分かったことですが、持ち込む社内ルールというのがあって、私はそれを知らずに順序を間違えていたようで、その時対面した組織怪獣プライドンに馴れ馴れしく入ってくるな、と噛みつかれてしまったのです。
「社内常識?」
先ずはルールとして、既定の様式に概要を記載して、起案部署の責任者を通して提案することになっていたようです。私は中途採用でそんなルールの説明を受けたことも無かったし、その時は前回の記事で書いたような相談したら潰されるタイプの直属上司であったので、社内の誰にも相談せず、専門部署なら理解してくれるだろうと思っていたのです。
が、ガブっ!!
先ず、ルール無視でいきなり持ち込んだことが怒り爆発の要因に。
組織ではルールに従わないヤツは、排除、疎外されても当然らしい。
後で君の上司に言っておくから、自分からも話しておくようにと、、
さらに、この組織怪獣プライドンのプライドに触れてしまったようで、
ガブ噛み!!ダブル。
どんなアイデアかを30秒もないくらい急いだ説明をさせられたのですが、「こちらでも似たようなテーマで検討しているので、何か君のアイデアが役に立つかもしれないから、今度時間を取って詳しく説明してくれないか」
とは言われず
「同じようなテーマは、こちらでも検討しているから、余計なことはしなくていい、、」と。自分たちのペースを乱さないで欲しいらしい。
その後、上司との説教面談やら企画部署との機械的な打ち合わせに参加させられたり、さんざんに時間を使って打ちのめされた経験があります。
結局この時の私のアイデアは、その事件から3年後に上司や企画部署の担当が変わったことから、ブラッシュアップして実現できて見返してやりましたが、今振り返っても、”腐りかけた大人のイジメやな”としか思えません。
同じような環境にある方は、ルールとプライドを十分気にして進んでくださいね。更に付け加えるなら、超疲れる根回しと、そこで相手の立場ごとに何度も要求される資料作成に時間と体力をとられる「覚悟」も必要なことをお伝えしておきます。事前にこれらが分かっているだけでも、気合の入れようと挫折防御に役立ちます。
ビジネスアイデアを想い付いて実現したいと思ったら、いろんな壁にぶつかって乗り越えていかなくてはゴールできません。
最近の記事では、企業内でよくあるパターンの壁をご紹介していますが、その壁を乗り越え、解決して、実現するまでに辿った具体的方法(ノウハウと言えるかな?)なども記事にしていきたいと考えています。
もう少し壁をお楽しみください。
ビジネスアイデアの壁 その5(部長?えっ専務?まさかの社長まで) #社内怪獣
僕を超えて先を行かないで~
はあ? それが理由だったのですか?
また、次回。
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