〈レポート〉初詣に来た人の夢を絵馬にイラスト化して応援する「夢詣2022」
あっという間に3ヶ月過ぎてもうすぐ4月ですが、2022年正月、初詣に来た人の夢を絵で描いて応援するイベント「夢詣2022」が無事終了しましたので、レポートとしてまとめました。2020年正月と七夕、2021年の七夕と実施し、今回で4回目の実施となります。今回はコロナ禍のため参拝される方は例年にくらべて少なかったものの、体験いただいた方々にはとても笑顔のあふれる、幸せな場となりました。夢詣って何?どんなイベント?という方はこちらをご覧ください。
令和4年正月「夢詣」レポート動画
絵馬+イラストがステキでした
願い事を書くものとして誰もが知っている絵馬というフレームに、さまざまな絵のタッチで描かれるイラスト。それを赤いボード上にどんどん足していくことで、願い事が詰まったとてもステキな場ができあがっていました。2020年は大きな1枚のボードにどんどんたくさんの絵馬を描いていき、最終的に畳4枚分ほどの大きさの巨大絵馬になりました。これはこれでインパクトある形でしたが、今年は1枚1枚の絵馬にすることで、できあがった絵馬を大事に持ってかえっていただける方もいて、描いた側としてもとても嬉しい気持ちになりました。
描くスキル + 聞き出すスキル + 対応力
こういうイベントだと絵師側の描くスキルがあれば成り立つようにも思いますが、終わってみてあらためて思うのは、初めてあった見知らぬ人に夢を聞き、それを具体的に聞き出していく「聞き出すスキル」と、朝あつまって何も用意されていないところから、看板を描き、自己紹介パネルを描き、どんなイベントかわかりやすくするために図解したパネルを作ったりと、どんどん対応して作り出していく「対応力」がこのイベントをなんとか成立させている原動力だなと思いました。
イラスト絵馬、シール、ファイルともりだくさん
今回イラストを描いた絵馬だけでなく、記念品として絵馬を装飾する用の迎春シールと日本画家川瀬伊人氏謹製の干支ファイルも添えてお渡しとなり、とてももりだくさんでした。イラスト絵馬も絵師の特徴でていてステキでしたが、この干支ファイルも喜んでいただける方が多数いらっしゃいました。迎春シールは絵馬に貼ってもよし、好きなところに貼るもよしの、とてもかわいいシールでした。
今回子どもも参加・協力しました
前回の七夕の際にもうちの子もデコレーション係で参加していたのですが、今回はうち以外にも子ども連れで参加していただき、子どもも協力できた回でした。終盤には夢詣そっちのけで、神社ないでかくれんぼしていたのも、とても微笑ましい様子でした。子どもたちが好き勝手に描けるボードも設置できればとても楽しいですね。
赤ボードにカラフルな絵馬が目を引きました
絵馬を描いたあと、奉納を希望される方は、赤いボードに絵馬を貼り付けしていただきました。この赤いボードにカラフルな絵馬がどんどん並んでいく様子が、とてもキレイで、いろいろな方の夢があつまっているので見ていて幸せな気分になるボードとなりました。
終了後、夢の成就を祈って神様に奉納・奏上
これまでの夢詣でもイベント終了の後日に奉納・奏上されていましたが、今年はイベント2日目終了したその流れで集まった絵馬を本殿へ運び、成就祈願をとりおこなわれました。担当した絵師も参加させていただき、描かせていただいた夢の成就をお祈りさせていただきました。
2日間、合計21人で描きました
今回1/8〜9の2日間実施し、1日だけ参加の方もいますが、合計21人でイラスト化しました。いろんな方と一緒に描きたいと思い募集したこともあって、はじめましての方も多かったので、事前にキックオフ的にリモートMTGを実施したり、できるだけ似顔絵を精度あげて描き参加してくれた人に喜んでもらえるように @haruna1221 さんに依頼して、似顔絵レクチャーの会を実施したり。集まったい人たちとの一時的なコミュニティとして、楽しく交流・活用できました。
参加絵師のみなさんも嬉し幸せに
描くスキルで人を笑顔にできる場だったので、描く側もとても幸せな気分になるイベントでした。事後にふりかえりで感想やコメントもらったところ、絵馬を渡した目の前の人が笑顔になるのが嬉しい、幸せをおすそ分けしてもらっている気分、リピートしてくれた方もいた、本殿での奉納にも参加できたことがとても貴重だった、絵師同士の交流がとてもよかった、等のコメントいただきました。描くほうも、描かれる方も幸せになる、とてもいいイベントになりました。