断らないキティちゃん、だが断る
32歳(2021年時)の社長が率いる、
株式会社サンリオ
という会社があります。
キティちゃんのキャラクターで
よく知られています。
キティちゃんは色んな商品と
コラボしており、
『仕事を断らないキャラ』として
有名です。
しかし、サンリオは
12期ぶりの最終赤字を
出してしまった、とのことです。
もちろんコロナ禍で
遊園地などの販売が低調に
なったのはあるにしても、
かなり厳しい結果となっています。
コメント欄にリンクを貼った
記事を読んでみますと、
若き辻朋邦社長は
社内風土を痛烈に批判した、
とのことです。
一部、記事より引用します。
『トップダウン待ちで、部分最適の意識が強い組織。頑張っても報われない、失敗しても責任を問われない人事制度。これらが実行力を欠けさせている大きな要因だ』
記事は、こう結ばれています。
『説明会の最後、辻社長は「あとは実行するだけ。機動力、実行力を備えた新しいサンリオに期待していただきたい」と語った。まさに実行力こそが問われる局面になる』
創業者の孫として、
祖父から社長の座の
バトンタッチを受けた
サンリオの辻社長。
組織が大きくなると、
一つ一つの事業でも
非合理な部分が出てきて、
しかし『部分最適』を優先して
全体的な赤字になってしまう…。
そんなこともあるでしょう。
それにしても32歳と言えば、
1988年生まれ。若い!
2000年には12歳、
2011年の東日本大震災時には
まだ23歳の若者でした。
これからどのようにして
若い感性と活力を活かし、
辻社長が
老舗サンリオを建て直すのか?
キティちゃんは
『仕事を断らない』キャラですが、
いかに『採算の合わない事業』を
『だが断る』と整理していくのか?
今まで会社を引っ張ってきた
ベテランと、
これから会社を引っ張っていく
若手をどうコラボさせて
活かしていくのか?
外部の力をどう使うのか?
何にせよ、とても、気になります。
人事や経営の立て直しなど
参考になる事例が
たくさん出てくると思います。
宜しければ、こちらの記事も
合わせてお読みいただき、
皆さんも注目して頂ければです。
最後に、問いかけます。
皆さんの組織では、
全体的な利益を考えて
仮に部分最適であっても
『だが断る』としてますか?
ベテランと若手のコラボは、
いかがでしょうか?
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