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SNS全盛時代だからこそSNSの比較
主に2000年以降から隆盛してきたSNS。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス!
無数のSNSが生まれ、そして消えた。
その「SNS戦国時代」を乗り越え、
たくさんのユーザーを
獲得してきているSNSがあります。
LinkedInも、もちろん、その一つ。
2011年、日本に上陸。
2024年現在の約13年ほど前のこと。
…しかし、松本 淳 さんの
『LinkedIn活用大全』第1章の2でも
書かれておりますように、
すぐに日本国内でユーザーを
獲得できたわけではなかったんです。
苦難の紆余曲折があった。
記述を一部引用いたします。
(ここから引用)
『2011年に日本に上陸したものの、
あまり日本でのローカライズに
力を入れられなかった
という当時の事情もあり、
その後のユーザー数が伸び悩む時期が
続きました。そのときにLinkedInの
足踏みを見たFacebook社が、
「Facebookはビジネスにも使えます」
というプロモーションを強化し、
多くのビジネスパーソンはそちらへ
流れていきました』
『LinkedInの日本への初上陸時(2011年)は、
言語ローカライズが不十分であった
という評価が多く、日本語での使い勝手が
悪いという印象が拭えませんでした。
しかし、日本法人の組織体制が
強化されてから以降は、
日本語環境における利便性も
飛躍的に向上しています』
(引用終わり)
2017年に元Yahoo!の
村上 臣 さんが代表に就任(2022年退任)、
2018年にリンクトイン編集部の設立。
このあたりから飛躍的に
日本ローカライズが進んだんですね!
その中での2022年『活用大全』の出版…。
前置きが長くなりましたが、
この「日本ローカライズ」についてです。
SNSの多くは、他国からの発祥。
ゆえにその推移と経緯を知っておくことは、
「自分なりのSNS運用」を行うための
必須教養だと思われます。
…と、偉そうに書きながら、この私も、
2019年にようやく
SNSでの発信を始めた新参者。
感覚的にしか知りません。すみません。
そこで本記事では各SNSの
日本ローカライズなどについて
私なりにまとめたのでシェアします。
2024年現在の日本においては
「6大SNS」と言われるSNSがあるそうです。
◆X(旧Twitter):エックス
◆Instagram:インスタ(グラム)
◆LINE:ライン
◆Facebook:フェイスブック
◆YouTube:ユーチューブ、ようつべ
◆TikTok:ティックトック
皆様はどのSNSを運用していますか?
どう使い分けていますか?
年代が統一されていませんが、
引用した下部の記事によると、
日本国内での月間ユーザー数はこちら!
◆X:約4,500万人(2017年10月)
◆Instagram:約3,300万人(2019年3月)
◆LINE:約9,600万人(2023年6月末)
◆Facebook:約2,600万人(2019年7月)
◆YouTube:約7,120万人(2023年5月)
◆TikTok:約1,700万人(2023年1月)
これに対してLinkedInの国内ユーザーは
◆約300万人(2024年頃)
多い順に、四捨五入して
「概数」にして並べ替えますと…。
①LINE:約1億人
②YouTube:約7千万人
③X:約5千万人
④Instagram:約3千万人
⑤Facebook:約3千万人
⑥TikTok:約2千万人
⑦LinkedIn:約300万人
LINEを1とすると概数比は、
1:0.7:0.5:0.3:0.3:0.2:0.03。
LINEが圧倒的じゃないか!
…しかしながら、これはあくまで
「日本国内」の話。「世界全体」では、
◆LINE:約2億人
◆YouTube:約20億人
◆X:約4億人
◆Instagram:約10億人
◆Facebook:約30億人
◆TikTok:約10億人
◆LinkedIn:約10億人
並べ替えるとこうなります。
①Facebook:約30億人
②YouTube:約20億人
③Instagram:約10億人
④TikTok:約10億人
⑤LinkedIn:約10億人
⑥X:約4億人
⑦LINE:約2億人
…かなり、というか、すごく、違いませんか?
海外・世界でのユーザー数順位と
日本国内でのユーザー数順位の
「乖離」が激しいのが
LinkedInの特徴、とも言える。
日本ではSNSと言って第一想起されるのは
やはりX(旧Twitter)やLINEです。
しかし世界的には多くない…。
日本の常識、海外の非常識…?
もちろんSNSのユーザー数は栄枯盛衰、
日々移り変わっていくものです。
「日本に上陸(サービス開始)」した
順序や時間によっても左右されます。
では、それぞれのSNSは
いつサービスを開始したのか?
世界的な起源は以下の通り。
①LinkedIn(2003年~)
②Facebook(2004年~)
③YouTube(2005年~)
④X(旧Twitter)(2006年~)
⑤Instagram(2010年~)
⑥LINE(2011年~)
⑦TikTok(2017年~)
これに対して日本における
本格的なサービス開始時期は以下の通り。
(海外での開始は始まっていたため、
日本語版のサービス開始も含まれます)
①YouTube(2007年~)
②Facebook(2008年~)
③X(旧Twitter)(2008年~)
④Instagram(2010年~)
⑤LinkedIn(2011年~)
⑥LINE(2011年~)
⑦TikTok(2017年~)
LINEが日本に普及したのは「2011年」、
東日本大震災の年です。
「絆を強くするコミュニケーション手段」
として、爆発的に広がった。
しかし同じ2011年に上陸したLinkedInは、
言語的ローカライズ、すなわち
日本語での発信がしにくかったゆえに、
その流れに乗れませんでした。
(海外)転職SNSというイメージも強かった…。
Twitterは「ツイート」「ツイッタラー」、
Instagramも「インスタ映え」など、
カタカナ英語の流行語も普及しました。
TikTokは上陸してからまだ日が浅い。
既存のSNSと差異化されたので
若年層が飛びついた、と言えましょう。
最後に、まとめます。
本記事では、各SNSの日本ローカライズ、
その比較を書いてみました。
LinkedInはこれから、ですね。
石坂 誠 さんたちのご奮闘をはじめ、
認知度拡大キャンペーンも行われている。
「のびしろ」「のび質」がたくさんある
ビジネス特化型SNS、と言えるのです。
ぜひ読者の皆様も
これまでの歴史、比較を踏まえて、
これからのご自身なりのSNSの活用を
お考えいただけましたら幸いです!
※下記に参考にした
記事へのリンクを貼りましたのでぜひ。
※松本 淳 さんの
『LinkedIn活用大全』の
Amazonページはこちら↓
※松本さんのアースメディアによる記事
『LinkedIn(リンクトイン)とは?
使い方と活用方法を解説【2024年最新版】』↓
※LeINによる記事、
『【2024年最新】リンクトイン
(LinkedIn)とは?公式代理店が徹底解説』↓
※手前味噌ながら、
SNSの起源、創設者などについて
私が書いたnote記事はこちらです↓
◆『3つのSNSの比較 ~その起源と想いとカラー~』
◆『どのSNSに注力するか? ~4つのSNSの起源~』
合わせてぜひどうぞ!
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