『問題のある保育園』の紹介
人間誰しも小さい頃、乳幼児の頃は
誰かのお世話になって生きていますよね。
排泄も飲食も睡眠も、一人では
なかなかスマートにはできない。
まだ言葉もあやふや。
感情表現もスムーズにはできない。
甘えたり、かんしゃくを起こしたり、
何も言わなかったり、言えなかったり、
そういったことはザラ、ですよね。
それが、人間。
どんなに高齢者でも、若年者でも、
必ずその人生には「乳幼児期」があった。
偉そうな大臣の皆様にも、
「ばぶー」「はーい」と
イクラちゃんのように言いながら、
おむつをはいて遊んでいた時期が、ある。
中年世代の私でも、そうだった。
そうだった、というのは
記憶があまりないからです。
そう、どうしても「ものごころ」が
ついたり、経済的に独立したり、
その後のことのほうが記憶に残りがちで、
「誰かに生かされている」状態、
言わば「受け身」の状態の時のことは
よく覚えていないもの、なのです。
その時に接する人が、
「保護者」「家族」であり、時には
「幼稚園の先生」「保育園の先生」で
あるんですけれども。
先生たちだって、人間。
保育園の保育士さんたちも、時には、
かんしゃくを起こしたり、泣いたり、
パニックになったり、混乱したり、
ゆがんだり、ブチギレそうになったり、
そんな時もある、と思うのです。
しかし、命を預かる立場ですから、
プロとして、経験を日々積みながら、
自分にできることを、懸命にやっている…。
ましてや今は「ネット社会」ですよね。
情報が、拡散する。
実際に痛ましい事件が起こってしまうと、
いつの間にか全国に知られる…。
無関係の第三者からも責められる。
そんなちょっと怖い世の中でも、
日々、今、この時にも奮闘しているのが
保育士さんたちなのです。
前置きが長くなり、すみません。
本記事では、ある書籍を紹介します。
さいおなおさんが描かれた
『問題のある保育園』という本。
コミックエッセイ的な漫画の作品。
さいおさんは、保育士です。
彼女が「保育実習」に行った時から、
新卒一年目で「とある保育園」で
奮闘し、二年目を迎えるところまでが
描かれています。
ここで、ユガミ先生という
先輩保育士が登場する。
一年目、新人のさいおさんに対して
ユガミ先生は、二年目。
このコンビで「二歳児クラス」を
担当するのですけれども、事件が…!?
という概要。
これはもう、ネタバレを防ぐために
読んで頂くしかないのですけれども、
何と言うか、本当に、リアリティがある。
「そうか、こういうことを考えながら
保育士さんも働いているのか!」
と考えさせられる。
どうしても私のような保育士でない人は、
「子ども目線」「保護者目線」
「外の第三者目線」からしか
保育園のことを考えにくい。
だから、いざ何か問題、事件が起きると
そう思いがち。
でも、ここに「保育士目線」があれば、
いかにギリギリのところで
それでも重大事件が起きないように
保育士の方が日々、気を付けているのか、
もちろん少しだけですけれども
理解しやすくなる、と思うのです。
その保育士目線の一端を得るのに、
この本は最適だ、とも思うのです。
あらすじをコピペ引用してみます。
(ここから引用)
(引用終わり)
最後に、まとめます。
本記事では、さいおなおさんの
『問題のある保育園』を紹介しました。
私はTwitterでも読んでいたのですが、
この本には『スピンオフ』が
あるのが、とてもいい!!
(大ボリュームの描き下ろし、
本当にお疲れ様です!)
…なぜ「ユガミ先生」は、歪んだのか?
「彼女の1年目」を最後に読むことで、
果たして彼女だけの問題だったのか?
そんなことも考えさせられるのです。
この一年目を経ての二年目だったのか!
まさに、目からうろこ状態。
せっかい、切匙で、色々とこぎ落された気分。
ちなみに、私の推しキャラは
「元ギャル先生」と「シヤヒロ先生」です。
(シヤヒロ先生、視野が広い!)
この本は、経営者や管理職、危機管理、
「人事」や「研修」担当の方にもおすすめ!
色々な示唆を得られる、と思います。
さあ、気になった方は、リアル書店か
コメント欄に貼った
Amazonのコメント欄のリンクから、ぜひ!