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愚にもつかないことを考えがちなんです。
人間、暑すぎたり寒すぎたりすると…。

ちょうど活動しやすい気候、
というものがある。春とか秋とか。
一年中、ベストコンディションなら
いいなあ、とは思うのですが、
そうではないのが、この世の難しい所…。

ただ、人間はまだいい。

服を着たり脱いだりで、調節ができます。
猫は、大変ですよね!
暑い中なのに、全身、毛でおおわれている。
真夏の炎暑の中では、猫たちも
大変なのではないか?(冬はいいですが)

そんなことから、猫について
ぼんやり考えていく中で、ふと、
「ことわざ」や「故事成語」を
猫バージョン
に変えてみたら
どうなるのだろう、と思いました。

(もう、そういう発想になる時点で
耐えがたい暑さ寒さからの
現実逃避なんだな…とご賢察ください)

題して「ねことわざ」「ねこ事成語」

とりあえず10個ほど。
たぶん無限に考えることが
できると思いますので、
ぜひ、読者の皆様も
お考えになってみてはいかがでしょうか?

では、参ります!

◆①一ニャン去ってまた一ニャン

◇元の言葉『一難去ってまた一難』

猫は、集会を行います。
集まると揉めたりするのは
猫も人間も同じ。
集まることで、災難も起こりがち。

…しかし集まることで
自分だけでは解決できないことも
解決できることもあるのもまた事実。

災難を、難と捉えるか、糧と捉えるか。
メンバーは永久のものではありません。
一匹去れば、新顔がまた一匹加わる…。
常にこの世は、生々流転なのです。

◆②無くてニャニャ癖、有って四十八癖

◇元の言葉『無くて七癖、有って四十八癖』

ぱっと見は同じ猫であっても
「個性」というものがあります。
ねずみ狩りが好きな「ねこ」もいれば、
鳥を狩るのが得意な「とこ」もいる。

人間も同じ。どんなに透明感があっても
癖や個性はあるもの。七つは必ずある。

ましてや「あいつはクセが強いぜ!」
という人には五十近くもの
癖があるものです。自分はどうだろう。

◆③為せばニャる

◇元の言葉『為せば成る』

非常に力強い「ねことわざ」ですね!

これ、元々は江戸時代の名君、
上杉鷹山(うえすぎようざん)の言葉。
『為せば成る、為さねば成らぬ何事も、
成らぬは人の為さぬなりけり』。
ニャに直しますと、
『為せばニャる、為さねばニャらぬ何事も、
ニャらぬは猫の為さぬニャりけり』


何事もアクションから、ですね!

◆④深い川は静かにニャがれる

◇元の言葉『深い川は静かに流れる』

騒がしい人は、底が浅いもの。
深みのある人は人が見ていないところで
粛々と黙々と、毎日行動しています。

猫も、元はハンターの野生動物。
(ライオンと同じ仲間ですもんね!)
ひそかに獲物を狙っていたりしています。

ほら、あなたの背後にも、実は…!
(暑いので、怪談風にひんやりと)

◆⑤ニャは体をあらわす

◇元の言葉『名は体をあらわす』

「スコティッシュフォールド」
「アメリカンショートヘア」
「ロシアンブルー」
「ノルウェージャンフォレストキャット」
など、高貴な猫にはそのまま
血統書がついたりします。

…「ノルウェイの森」の猫!?
うん、村上春樹さんっぽいですね。
ああ、ノルウェーは、さぞや夏でも
涼しいんでしょうね…。(寒いか)

私のような雑種、庶民は、頑張って
一日一日を生き抜こう、と思います。
暑いけど…。

◆⑥三十六計 ニャげるにしかず

◇元の言葉『三十六計 逃げるにしかず』

猫って、ピャッと逃げたりしますよね。
迷いがない。速い!
人間も、これはやばい、と思った時は
ピャッと逃げてもいいと思うんです。

そう思いながら、エアコンの効いた
コンビニでアイスを買ったりします。

◆⑦ニャいて馬謖を斬る

◇元の言葉『泣いて馬謖を斬る』

手塩にかけて育てたかわいい部下でも
大失敗を犯してしまったら
信賞必罰、きっちり罰しなければいけない。

飼い猫のしつけも、大事ですよね。
かわいい猫にも、言うことは言うべき。
トイレットトレーニングとか…。
(私は飼っていませんが)

なお、元の言葉は、三国志(演義)の軍師、
諸葛孔明が自分の部下の
馬謖(ばしょく)を処罰したことから。

◆⑧エジプトはニャイルのたまもの

◇元の言葉『エジプトはナイルのたまもの』

たまもの、とは「たまわりしもの」です。
ナイル川があってこそ、
エジプトは栄えた、という意味。

猫は古代エジプトから飼われ始めた、
と言われています。
穀物被害をもたらすネズミなどを
獲るために家畜化し、じきにペット化。

太陽神ラーの化身として、
また受胎と豊穣の女神バテストとして
崇められたりもしています。
その後、貿易船にも(積荷の守護で)
乗せられて、世界各地に進出しました。
ニャンとも壮大な物語ですね!

◆⑨ニャンじ自身を知れ

◇元の言葉『汝(なんじ)自身を知れ』

ニャにすると、ちょっと深いですね…。
猫は、何も考えていないようで、
実は物凄く哲学的なようにも見える。

元は、古代ギリシアの哲学者、
ソクラテスが大事にしていた言葉。
自分のことを深掘りし、よく知ることは、
人も猫も大事だと思います。

◆⑩ボーイズビーニャンビシャス

◇元の言葉『ボーイズビーアンビシャス』

北海道に銅像が建っている
「クラーク博士」の言葉が元です。
少年よ大志を抱け!

ちなみに全文は
「Boys, be ambitious like this old man」。
「この老いた私のように、
あなたたち若い人も野心的であれ」。

野心や夢、志を持つのには、
年齢は関係ないのかもしれません。

最後に、まとめます。

本記事では「ニャ」を交えた
「ねことわざ」「ねこ事成語」
書いてみました。いかがでしたか?

ぜひ、読者の皆様も考えてみて下さい。
いつの間にか、暑さ寒さを忘れますよ。

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