『ジッグラト・スペアリブ』モデルのネーミング
あれこれと、ネーミングを考えました。
どうせ考えたのならば、その思考過程を
SNSで投稿して、人の目に触れさせて、
「いや、それはないわ~」
「意外としっくりくる?」
などと思われたほうがいいかなと思って
(まだ思案中ですが)投稿してみます。
以下に書き出したネーミングは、
記事執筆時の暫定的なものであることを
最初におことわりしておきます。
≪『ジッグラト・スペアリブ』モデルとは≫
私が考案した「立ち位置の把握」に使える
モデルのことです。
◆ジッグラト=ジグソー/ピラミッド
◆スペアリブ=スペア/アドリブ
縦軸はジッグラト、ジグソーかピラミッドか、
横軸はスペアリブ、スペアかアドリブか、
これで四つの象限に分けます。
◆ジグソー=平等的、流動的、柔軟的な環境
◆ピラミッド=序列的、階層的、固定的な環境
◆スペア=代替できる、標準化された仕事
◆アドリブ=即興で対応する、属人的な仕事
こう考えた時、
次の四つの象限が生まれます。
本記事で考えたネーミングとは、
この①②③④の各象限をあらわす
ネーミングです。
※このモデルの詳細は
こちらの記事でも書いております↓
≪①ジグソーでスペア(柔軟な環境・標準化の仕事)≫
ジグソースペア。ジグスぺ。
…ただつなげて略せばいい、というものではない。
その象限をあらわすような言葉でないと!
そのためには、少し語感が変わるのを
恐れてはいけない。
要は「ジグソー」で「スペア」というのが
わかればいいのです。
あと、呼びやすくてイメージしやすいもの。
ジ…。ジグ? ジャ?
ス…。スぺ? スパ?
そういう文字を組み合わせていったとき、
私には「ジャスパー」という言葉が閃きました。
ジャスパー。
小さな石英が集まって作られた不透明な天然石。
碧玉(へきぎょく)とも言う。
ジグソー的な環境は、時々の組み合わせで
「先が見えない」=つまり、不透明です。
その中で数々のタレント(英知)を「集め」、
それぞれが「輝き」を放つようにしむける。
いいじゃないか、ジャスパー!
響きも、いい。
ということで、ジグソー&スペアの象限は
『ジャスパー象限』と呼ぶことにします。
≪②ジグソーでアドリブ(柔軟な環境・属人的な仕事)≫
ジグソーアドリブ。ジグアド。
これだと何が何やら?ですよね。
柔軟な環境で属人的な仕事というのは、
『男とはつらいよ』の寅さんとか
ゴルゴ13のように、一期一会の仕事を
常識にとらわれず柔軟に行うイメージ。
芸能人、プロスポーツ選手など。
となると、そういう言葉を
探していく必要があります。
ジ…。ジン…。ジグ…。
ア…。アドリ…。ドリ…。
組み合わせてみて、これは、と思ったのが
「ジドリ」です。地鶏。
あの東国原さんも推していた、美味しい鶏。
ジグソーでアドリブをしようとするなら、
「ブランド化」しないとだめですよね!
「自分の味」を出していかないと!
そう考えると、宮崎地鶏とか奥久慈シャモとか、
各地で活躍している「地鶏」が、
ジグソーでアドリブな象限で活躍している
人たちに見えてきたのです。
もちろん「自撮り」でもいい。
ある程度、自分に自信のあるナルシストでないと
芸能人なんてやっていけませんから。
というわけで、ジグソー&アドリブの象限は
『ジドリ象限』と呼びましょう。
≪③ピラミッドでアドリブ(固定の環境・属人的な仕事)≫
ピラミッドアドリブ。ピラリブ。
この象限はけっこう難しいんです。
ピラミッド的な環境で、アドリブな仕事…?
ぱっと思い浮かぶのは
漫画『課長 島耕作』の島耕作。
あの人、ガチガチ序列な大企業に勤めながら
美女に囲まれるわ、美味しそうなお店に行くわ
裏工作しまくりだわ、
アドリブ効かせた仕事をしていますよね。
つまり、決められた枠組みの中、
個人ではなく集団の力を発揮させる。
ある程度の自由権限が与えられている、
というイメージです。
となると「集団かつ柔軟」な言葉がいい。
ピ…。ピラ…。ミッド…。
ア…。アド…。ドリ…。
集団で水の中を泳ぎ回る、そんなイメージと
これらの音を組み合わせて生まれたのは。
『ピラニア象限』。
うん、これなら「水の中を自由に泳ぎ回る」
けれども「集団の力で行動する」
そんなイメージが出る(はず)。
もちろん気を付けないと、弱い立場の人を
「喰い物」にしてしまう危険性もあります。
はい、ピラミッド&アドリブの象限は
『ピラニア象限』に決定。
≪④ピラミッドでスペア(固定の環境・標準化の仕事)≫
ピラミッドスペア。…ピラスぺ?
このままだと「Nスぺ」みたいですね。
ピラミッドの環境でスペア的な仕事というと、
「ヒラの公務員」などのイメージがあります。
組織はガチガチ、仕事は標準化で代替可能。
ただ、このような環境で仕事を粛々と
行ってくれる方がいらっしゃるからこそ、
会社や組織が円滑に動くのも事実。
「粛々と」「継続して」「円滑に動けるように」
イメージ、わいてきましたよ。
日々継続して体をメンテナンス。
静かに誰にでもできるとなれば!
ピ、ス、このあたりの音を使うとなると!
『ピラティス象限』しかないですね。
ピラティス。
1920年代に、ドイツ人フィジカルトレーナー
ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティスさんが
開発したエクササイズです。
ヨガに似ていますが、
ヨガが自分の可動域を広げるために
けっこう限界を攻める(ダルシムのイメージ)
のに対して、ピラティスは
「正しく身体を動かせる範囲の中で
動きの質を上げていくことが目的」だそうです。
まさに、ピラミッド&スぺアに
ぴったりではないか!
『ピラティス象限』に、決定。
≪まとめます≫
私がネーミングを考える時には、
いつもこのような妄想を踏まえて
イメージを膨らませています。
本記事では、できあがりの料理ではなく、
その「ネーミング調理の過程」をできる限り
文字化してみたつもりです。
参考になるかはわかりませんが…。
(というか、読者の皆様に役立つか
どうか全く自信はないのですが)
以上、四つの象限をこのように
ネーミングしてみました。
それぞれにメリット・デメリットがあり、
向き不向きがあると思います。
また、業界や組織の中でも、
いくつかの象限に分かれて、それぞれの特性を
活かして仕事をしているのが一般的です。
さあ、読者の皆様におかれましては、
どれが一番、向いていますか?
どの象限で働きたい、生活したいと思いますか?
…他の象限のことを、想像できますか?