佐々岡監督の辞任報道とキャリア
広島東洋カープの佐々岡監督が
今季限りで辞任、という
ニュースを読んで思ったことです↓
2022年、結果はセ・リーグ5位!
クライマックスシリーズ進出、ならず。
3位以内ならまだ戦いは続きますが
4位以下のチームは、終戦…。
その記事を読んでいきますと
記事のコメント欄には、
こんな意見が載っていました。
…匿名のヤフコメなので
どうかとは思いましたが、
あえて、以下に引用してみます。
(ここから引用)
(引用終わり)
もちろん、ご本人の
『監督としての力量』
『監督としての向き不向き』
という問題はあったにせよ、
ご本人だけの問題か?というと
そうでもないのが
プロ野球チーム運営の難しいところ。
これ、普通の会社組織でも
ありがちな問題ですよね。
そこで、先に引用した文章、
ヤフコメの内容を、
「普通の会社組織」に準じて
文言を変えてみましょうか。
(ここから修正してからの引用)
(修正してからの引用終わり)
…うん、こういう会社、
いかにもありそうですよね。
佐々岡監督は、
選手時代には素晴らしい
実績を残した名投手でした。
監督になる前のコーチ時代などは、
特に投手を育成起用するのが
得意な方でした。
FAしようとする選手の
引き止めに成功するなど、
人間としては
とても『いいひと』だったということは
何人もの方が言っています。
ただ、監督という
総合的な現場責任者、
マスコミ対策にファンへの対策、
時には勝利のために厳しい決断が
迫られるポジションとしては、
色々と難しかったのかもしれません。
上に突き上げることがないために
上からはコントロールしやすく
下のコーチ陣、スタッフなどには
そこまで厳しくしない性格のために
(そもそもスタッフを自分で選べてない?)
『恐れ』が先に立ち、
なかなかチームとしての
変革ができなかった。
いわば「営業のエース」という
勝ち頭の人が事業部長になったものの、
自分の得意分野は目が行き届くが
苦手分野はよくわからずに
担当者に任せたものの成果が出せず、
まったりした
「みんな(個々人で)がんばれ」的な
環境になってしまった…という
状況かと思われます。
ほぼ同じ歳の高津監督の
ヤクルトスワローズはチーム一丸、
ばっちり成果が出ていますので、
そういうチーム運営を見習い、
監督人事だけではなく、
チーム運営、スタッフ刷新、
そういうものから全社的な仕組みや
雰囲気を変えるべきなのかな、と思います。
…チームのOBを優先して使うのは
まあしょうがないのですが、
選手時代、指導者時代に
他のチームでの経験があるなど
そういう方を起用して
もらいたいなあ…と私は思います。
また、スカウトや裏方も含めて、
新監督のチームづくりが
「全体」に浸透していくべき、ですよね。
もちろん『オーナー』『フロント』にも
是々非々で物が言えて
積極的に戦力育成、獲得できる
体制ならなお良し、なのですが
(うーん、でも、カープじゃ難しいかな…)。
いずれにしても佐々岡監督、
本当にお疲れ様でした。
辞任後には好きな釣りをしつつ、
心と体を癒し、
また後日「ご自身の強み」である
投手のスカウトや育成の分野などで
力を発揮していただくと嬉しいです。
「いいひと」の佐々岡監督を
慕う選手もまた多いと思いますので…。
読者の皆様は、どう思われますか?
皆様の組織は、どうですか?