![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115866055/rectangle_large_type_2_ce9f3b2fa0d0bc1baa1d50f6ef588550.png?width=1200)
47都道府県どころではありませんよ?
フランスには100以上の県があります。
フランス。ヨーロッパの大国の一つ!
ほぼ六角形の形をした、大陸の国。
ヨーロッパ大陸だけではなく
「海外領土」もありますので
なかなか複雑な領土構成です。
本記事では、フランスの地域圏の
名前と位置について書いてみましょう。
フランスでは2016年に
「地方制度改革」が行われました。
「地域圏」(レジオンと言います)が
まとめられ、変わったんです。
ヨーロッパ本土の地域圏が、
22から、13にまとめられた…。
日本でたとえれば、都道府県が
合併したようなイメージでしょうか?
その13の地域圏の名前がこちら!
①グラン・テスト地域圏
②ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏
③オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏
④ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏
⑤ブルターニュ地域圏
⑥サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏
⑦イル=ド=フランス地域圏
⑧オクシタニー地域圏
⑨オー=ド=フランス地域圏
⑩ノルマンディー地域圏
⑪ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏
⑫プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール
⑬コルス地方公共団体
(海外領土は、これに
「ギュイヤンヌ」「グアドループ」
「マルティニーク」「マヨット」
「レユニオン」が加わります)
…うん、何となく
聞いたことのある言葉もあれば、
馴染みのない言葉もありますね。
2016年の地方制度改革で新しく
つけられた名前もあれば、
昔からの名前の地域圏もある…。
この13の地域圏の名前と場所を、
フランスの「小学三年生の地理の宿題」
で覚えたりするそうです。
(下のシカフラさんの動画もぜひ)
フランスの地方は多層構造です。
◆13+5=18:レジオン(いわゆる地域圏)
◆96+5=101:デパルトマン(いわゆる県)
◆330:アロンディスマン(郡)
◆3880:カントン(小郡)
◆36569:コミューン(市町村)
※規模の大きなコミューンはさらに区に細分
などに分かれている。
(数は変動があるかもしれません)
…「47都道府県、全部覚えられない!」
と音を上げていては、フランスの人に
「こっちは101も県があるんですが…?」
と言われそうですよね。
日本でも、例えばフランスから来た人が
日本の地方の名前や県名を覚えていて
くれていると嬉しいもの…。
ということで、さすがに
101の県の全部はきついですが、
「13の本土の地域圏の名前と場所」は
何となくでも覚えておいたほうが
いつかフランスに行った時に
役に立つ、かもしれない。
(私はまだ行ったことがありませんが)
そこで以下に、
13のヨーロッパ本土の地域圏の
簡単な紹介と覚え方を書いてみました。
(シカフラさんの動画を参考にしました)
なお、順番は覚えやすい順にしております。
⑬コルス地方公共団体
これが一番わかりやすいですね。
なぜなら「コルシカ島」ですから。
地中海に浮かぶ島。
かの有名な英雄、ナポレオン1世の
出身地としても知られています。
⑩ノルマンディー地域圏
ノルマンディー、と言えば
「ノルマンディー上陸作戦」!
第二次世界大戦で連合国が
イギリスのあたりから大陸に向けて
逆襲の上陸作戦を行ったあたり。つまり、
イギリスに近い海岸沿いになります。
(ノール・ゲルマン、北方系ゲルマン人、
という名前からも「北」とわかります)
⑤ブルターニュ地域圏
そのノルマンディーの西に
ぴょこっと突き出ているのが、
「ブルターニュ半島」です。
⑨オー=ド=フランス地域圏
ノルマンディーの東側、
ベルギーとの国境にあるのが
オー=ド=フランス地域圏です。
「オー」とはhautと書きます。
「上の・高い」という意味。
北を上にした地図上で見れば、
もっとも「上」にある地域圏。
…さて、ここまででコルスと
北側の海に面する地域圏3つの
場所を押さえました。続けます。
⑦イル=ド=フランス地域圏
フランスと言えば、花の都、パリ!
エッフェル塔で思わずポーズを取って
写真を撮ってしまう、世界的な都!
このパリを含む地域がイル=ド=フランス。
直訳すれば「フランスの島」。
これが、オー=ド=フランスの南。
オーの南は、イル。
パリに、いる…?
⑥サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏
その南、真ん中あたりの地域が
サントル=ヴァル・ド・ロワールです。
サントルとは「センター」。
アイドルグループでもセンターは大事。
まさにど真ん中の地域。
中世の聖女・アイドルのジャンヌ・ダルクの
ゆかりの街、オルレアンがあります。
①グラン・テスト地域圏
ちょっと戻って、イル=ド=フランスの東、
つまりパリの東が、グラン・テスト。
テスト、estとは「東」の意味です。
英語の「イースト」つながりで覚えても良い。
④ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏
東端のほうを南下していきましょうか。
グラン・テストの南、サントルの東、
スイスとの国境、ここがブルゴーニュ!
内陸部、温暖な気候と平坦な地形で、
ブルゴーニュ・ワインが有名です。
③オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏
このブルゴーニュから南に行けば、
スイスやイタリアと国境を接する
オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ。
ヒントは「アルプ」が含まれていること。
そう、アルプス山脈!
⑪ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏
もう一つ、地形にちなんだ地域圏を。
西の海岸沿い、ブルターニュ半島の
南のあたりには、
「ロワール川」という川が流れています。
この川にちなんでつけられたのが
ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏です。
さあこれで、残り3つになりました。
あとはすべてフランスの南側!
ヒントは、すでに出しております。
⑫プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール
そう、アルプ、が含まれて、しかも
リゾートで有名な(カラオケではない)
「コート・ダジュール」が含まれる
地域圏が「東南の端」になります。
アルプスにも近く、海岸にも近い。
コートとは「海岸」の意味です。
⑧オクシタニー地域圏
その西、南端の真ん中あたりが
オクシタニー地域圏。
オック語を話す地域を
オクシタニア、というそうです。
日本語の語呂合わせで、
南の真ん中、北を上とした地図の下、
「置く、下に」で覚えてもいいかも…。
②ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏
最後が南西部のヌーヴェル=アキテーヌ!
ヌーヴェルは「新しい」という意味。
アキテーヌはローマ帝国の属州、
ガリア・アクイタニアから。
ワインで有名な「ボルドー」もこの地域。
とても美味しいボルドーワインは、
何度飲んでも「飽き」ません。
最後にまとめます。
本記事ではフランスの地域区分、
特に13の地域圏の名前を取り上げました。
ぜひ、皆様もご自身なりの
覚え方をあみ出してみて下さい。
え、復習したい、ですって?
シカフラさんの動画から、
確認してみてはいかがでしょう?
いいなと思ったら応援しよう!
![いなお@『居場所とちぎりのレンザンズ』連載・小説PDF ココナラで販売中/実用地歴提案会ヒストジオ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/64271688/profile_887049892296be38bfd310c7bd27af1d.png?width=600&crop=1:1,smart)