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『プロの先生は
なぜ面白いと感じるか
きちんと言語化
できるという事実
これを知ることが
できたのが大きな
収穫だった』

あまいろさん、という
漫画家がいます。

Twitterとnoteに投稿された
『足りないものを
気づかせてくれた言葉』
という
この方の漫画から、
セリフを引用してみました↓

わずか4枚の漫画です、が。

私はこの漫画が
じわじわと心に響きました。

何に響いたのか?
拙いながら自分なりに
解釈し、言語化してみます。

①まず、あまいろさんは
『プロの漫画家』である
こしのりょうさんに、
自分が描いた漫画の
どこがウケたのかわからないと
聞きにいきます
(こしのりょうさんは
モーニングで『Ns'あおい』連載、
週刊現代でも連載を持っています)。
②次に、こしのさんは
あまいろさんに
ここでウケたのだ、と
明快に説明します。
③あまいろさんは感動します。
『こうありたいという
読者の願望がここで
満たされるのか!』と。
④場面は変わり牛丼屋。
あまいろさんは友人に、
『でも本当に勉強になったのは
その指摘箇所じゃない』と伝え、
本記事冒頭で引用した
セリフを言います。
⑤最後に
『「感動に対する理解が足りない」
ということを
私はこのとき学びました』とシメる。

…ぜひリンク先で漫画そのものを
見ていただきたいところですが。

①自分がわからないことをプロに聞く
②プロが明快に言語化して説明する
③自分がわからない箇所が、わかる
④「プロは言語化できること」に気づく
⑤自分に足りないことが、わかる

まとめると、こういう展開。
…箇条書きで言い換えれば、

①無知の自覚→質問
②プロの言語化→受容
③表面的な解決
④プロの力の源の自覚→自問自答
⑤プロと自分の比較→言語化
そして⑥、①~⑤を漫画化する。

…これ、ふつう、できませんよ。

①~③も素晴らしい。しかし、
回答者がいれば、できる。
この表面的な解決で終わらせず、
④の自問自答を続けて、
⑤の比較・言語化までつなげている。

ここが、すごい!

本当のプロは、自分の中で解釈し、
自分の言葉で対象を説明できます
(相手に伝わるかどうかは
相手次第ですが)。

こしのさんの言葉は、
あまいろさんに伝わりました。
その上であまいろさんは
こしのさんの言葉の背景に
あるものを読み解き、言語化し、
自分の力にしようとしている。

その意味で、あまいろさんは
プロと言える、と思います。

…読者の皆さんは、いかがですか?
表面的な質問で終わってませんか?

回答のあとに、④⑤まで
踏み込めていますか?

⑥は、漫画家ならではの表現ですが、
書き文字なら書き文字なりに
表現できるかな、と思い
このように記事にしてみました
(私なりの解釈であることを
重ねてお伝えします)。

あまいろさんは、45歳から
漫画を描きはじめ、
49歳で会社を辞め
漫画家専業に進んだ方です。

ぜひあまいろさんの漫画そのものもどうぞ!↓

(こしのさんの姿の描写がすごい…)

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